孤独だった悪魔の子と吸血鬼。【DIABOLIKLOVERS】

Episode55　「見せたい相手」【part２】【ver,逆巻アヤト】　 ページ11

パラレルワールド的な物と言う事で考えてください。

アヤトは私の好きなキャラなので。

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Aside



その”花火”と言うものを見せたい相手を探して走る。



一生懸命走る。


はぁっ、もっと早く。

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「…いないな、どこだろ。」



走って、走って、探し回って、最後に来たのは庭の花畑。



ここならいるよね…？



「アヤトくーん、いるー？」



私はありったけの大声で叫ぶ。



すると、赤髪のその”見せたい相手”がいた。



私はその相手のもとに走っていく。



≪たったっったったたたっ≫



近付いて声をかける。



「やっほーアヤト君！！」



「あれ？ A、……どうしたんだ？」



どうしったって…、



「どうしたって……えっと……なんだったっけ？」



「なんだったっけって……忘れたのかよ」




えっと……えっとね、……！ あっ思い出した！！



「”花火”って言うものがあるんだって！ 空に咲いてるんだって！ それを一緒に見たら”ずっと”一緒にいられるんだって！ ねぇ！ 見に行こう！？」



一気に捲し立てた私は、急ぎ過ぎて全く伝わってないようだった。



「もう一回言って？」



「いいよ。えっとね。”花火”って言う花があってね、空に咲くんだって！ その花を見たら”ずっと”一緒にいられるんだって。だから見に行きたいなぁ、って思って！ アヤト君誘いに来たの！」


「俺でいいのか？」



「いいよ？なんで？」



「ならいいんだ」



そう言って、花火とやらを見に行くことが決まった。

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