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プロローグ ページ1
ただの歌い手リスナー(そらなー)で、どこにでもいるようなごく普通の日常を送っている平凡な高校生。
今日はそらるさんの生放送があるというお知らせをついさっきツイッターで見て、全速力で家への帰り道を走っていた。
顔はだすのだろうか。
そらるさんのことだから、急な発表とかでも可笑しくない。
ライブか、CDか…。ライブなら遠征しなければ…。
今年は色々あり、一度もライブに行けてない。
そらるさんに会いたい。
「ただいまー!」
そんなことを思いながら、家のドアを開けた。
「えっ…、」
「え……?」
後ろを振り替えると、私の町の風景。
目の前は明らかに私の家の玄関ではない。
そして、視線をゆっくり床から上へとあげる。
お風呂あがりなのか、タオルを首からかけて、パンツ一枚で歯ブラシをくわえている男の人。
髪は濡れていて、ペタッ、となっているが声と雰囲気と、眠そうな目でわかってしまった。
「…そ、そ、………そらるさんぁあああああん!?」
私の平凡な高校生活が崩れていく音がした。
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作者名:桜餅@そらなー | 作成日時:2020年1月24日 22時