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6話 ページ7

「はぁー…疲れたぁ、」

「せやなぁ…」

何試合したかわからないくらい、熱中していた。
久々に友達としたからかな。

時計を見ると、もう8時。
…8時!?家を出たのが2時だから…。

「ちょ、Aちゃん!」

「な、何…?」

96ちゃんがいきなり叫ぶので急いで駆けつけると、スマホの画面が見せられた。
そこにはそらるさんや、天月さんからの通知が何十件も。
もちろん、96ちゃんのスマホだけでなく、私のスマホにもたくさんの通知が。

「は、はやく、返信してあげな!?そ、そらるんめっちゃ心配してる、」

「う、うん…」

とりあえず、既読をつければ、また新着メッセージが。
どこにいるの??大丈夫??、と。
私が96ちゃん家で遊んでた、ごめん…と送ればすぐ迎えに行く。と言って話が終わった。

「やだな…」

「な、何が??そらるんに迎えに来てもらえるの嬉しいんじゃないん?」

「そ、そうだけど…。…お説教されるよ…絶対…。…それに、」

「はい、ストップー!その先はそらるんに言ってあげな?」

96ちゃんが私の口を塞ぎながらウィンクする。
私が頷くと、にしし、と96ちゃんは笑った。
そして、タイミングのいいことに、そこでチャイムが鳴った。

「…はーい、」

「……」

96ちゃんに手をひかれて、ドアを開けると、息を切らしたそらるさんが。
あまりに珍しいそらるさんに96ちゃんが言葉に詰まってると、そらるさんは私の手を掴んだ。

「悪い、Aが世話になった。…ありがとな、」

「お、おぅ…気を付けてな!」

「え、あ、……じゃ、じゃあね、96ちゃん、」

96ちゃんに手を振って、私の腕をクイッと引っ張るそらるさんを見上げる。
その表情は怒ってるかと思ったが、酷く苦しそうで、泣きそうな表情だった。

「…とりあえず、帰ろう。」

「…うん、」

そのままそらるさんに手をひかれて、家についた。

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設定タグ:歌い手 , そらる , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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鏡音ののり(プロフ) - 桜餅@そらなーさん» いえいえ! (2020年1月5日 9時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - 鏡音ののりさん» はじめまして!!!ありがとうございます!!めっちゃノロマ更新ですが頑張ります!!!! (2020年1月5日 8時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
鏡音ののり(プロフ) - 初めましてぇぇぇ!最高でした!やっぱそらるさん神です!頑張って下さい! (2020年1月4日 21時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜餅@そらなー | 作成日時:2019年8月6日 22時

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