【そらる】推しとの扱いの差が酷すぎる件について。【歌い手】

28話 ページ29

「お泊まりの定番はこれですよね！！」

「…あ、あの…、なんで、こんな、フリフリのエプロン着せられてるんですか…？」

「……そらるさんへの自慢です！」

てへ、と言うような効果音が付きそうなポーズでまふまふさんが笑う。

視線をしたに下げれば、自分の可愛いフリルがついたエプロンと、まふまふさんの猫がプリントされたエプロン、そして天月さんの、とても格好いい、黒のエプロン。

「…つまり、夕飯作りですか？…まふまふさんの包丁、怖いので私一人で」

「冷たい！！！」

「…確かに…、まふくん怖いから休んでいようか、」

「天月くんまで！！」

「…天月さんもナチュラルサイコパスなので、変な具材入れそうで怖いのでちょっと…」

「…ぇ、」

ショックを受けている二人を無視して、冷蔵庫を漁る。
そらるさんが常に買い足してくれているおかげで潤っている。

どうしようか。
…うーん、定番とか言うしカレーでいいよね。

「…じゃ、まふまふさんは煮込み担当で、天月さんは野菜を洗ってください、」

「やった！！！僕の手にかかれば、地獄の炎で」

「……やっぱり、そこでおとなしく一人でゲームしててくれません？」

「ごめんなさい。」

これに懲りず、まふまふさんは変な材料を入れようとしていたが、天月さんのおかげでどうにかなった。

…普通に美味しかったです。カレー最強。

「…あ、美味しい…、バナナいれたのに、」

「「まふまふさん二度と料理しないで！？」」



作者から

ランキング71位(？)ありがとうございます！
伸びるとは思ってなかったです…。
更新速度、受験なのでめちゃくちゃ遅いですが、これからもよろしくお願いします！

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