【そらる】推しとの扱いの差が酷すぎる件について。【歌い手】

26話(番外編。御免なさい。) ページ27

「「「「「乾杯ー！」」」」」

一月一日。
今日はお正月。

「ぷはぁーっ！！」

「…まふまふ、おっさんくさい、」

「三十路のそらるさんには言われたくないですねぇーっ！」

そらるさんが急に、出かけるよ、と言われ、連れられてきたのはまふまふさんの家。
年明けを祝い(名前だけ)、ご馳走を食べるらしい。
メンバーはそらまふうらさかの四人と私。

今日はお酒も解禁。
そらるさんに止められたけど、今日だけ、と言えばさすがお正月パワー。
許してもらえました。

まふまふさんは一気飲み(お酒とは言っていない)をすると、ダンッ、とグラスを机に叩きつける。

「…僕の来年の抱負は彼女を作ることですね、」

「いきなり何、！？…てか、音楽じゃねぇのかよ、！？」

どうやらまふまふさんは、私たちが来る前に一人で少しお酒を飲んでいたらしく、今は飲んでないが、酔ってる様子。
そらるさんも、あまり強くないお酒を飲んでいるけれど、少しテンションが高いし、多分、酔っている。

「俺の抱負はな、！浦島坂田船で東京ドーム行くことや！！」

「「坂田はふざけろよ！？」」

…うらたさんと坂田さんはいつも通り、と。
東京ドームか…。…確か、まふまふさんがワンマンで…。
と、まふまふさんの方を向くと、口元を抑えて固まっていた。

「…うっぷ…、…東京ドーム…、今から緊張して吐きそう…」

「は、はやまるな！！まふ、！坂田、！お前のせいでまふおが大変じゃねぇか！」

「俺ぇ！？」

もはやこれは仕組まれてた、漫才なのでしょうか。
そらるさんは袋を持ってきたし…。…まふまふさん戻すし。
新年大丈夫かな…、…この人達。

「…まぁ、今年もよろしくお願いします、」

「「「…ふふ、…よろしくね、」」」

「…よろ、…し…、…お」



「「「まふまふーー！！！！」」」

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