23話 ページ24
「まふまふさん、?」
「ふふ、あんなそらるさん放っておいて僕とお話しましょ〜?」
…天使の羽が見えるのは私だけだろうか。
なんだろう、すごくキラキラしている。笑顔が眩しい。
目が痛くなるからやめてください。誰かサングラス。
「え、えーと…。」
ごめんなさい、無理です。
そんなところにいたら、私が光に滅されます。
「ねぇー…。…Aちゃんはそんなにそらるさんがいいの、?」
私をまふまふさんの胸元に引き寄せ、耳元で囁かれる。
えと、ヤンデレ、?メンヘラ、?
よくわかんないけど、いつもの天使なまふまふさんは何処へ。
だが、こんな顔をされても私のお口は正常運転のようで、
「そらるさんがいいですね、一番ですね、」
と告げていた。
ちょっと、黙ろうか、私のお口。
糸で縫いたくはないけど、それくらいしないと暴走する気がするね。うん。
「…一番、かぁ…。…そ、だよね、」
「ぇ、あ、えと、」
「ふ、ごめんね、?困らせたいわけじゃないんだけど…んぐ!?」
まふまふさんが変な声をあげるので、視線を動かせば、まふまふさんの口をそらるさんが睨みながら塞いでいた。
「…まふまふ、何してんの?人の彼女に手を出せるほど度胸、あったんだね?なら、その度胸を別のとこで生かしてほしいんだけど、?」
「え、あ、こ、これは違いましてですね…!!えっと!!!すみません!」
パッ、と私は解放され、そらるさんの腕の中へ。
そして私もデコピンをくらった。
「…Aも。…俺から離れるな、って言ったでしょ?ったく…、」
「うう、ごめんなさい…」
そらるさんがおこだ…。
と、思ったらまさかのキスを、このひきまるメンバー全員がいるところで落とされるという公開処刑をされた。
「そ、そら…る、さ、…ぇ、?え?」
「ちょ!!な、なんてことするんですか!!非リアへの当て付けです!?」
「バーカ、ちげぇよ、…自重しないやつがいるからちょっとした警告、」
と、笑い、もうすでに打ち合わせは終わっていたのか、そらるさんはみんなに手を振って、私の手をひき、部屋を出る。
家に帰るまでずっと無言だった。
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鏡音ののり(プロフ) - 桜餅@そらなーさん» いえいえ! (2020年1月5日 9時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - 鏡音ののりさん» はじめまして!!!ありがとうございます!!めっちゃノロマ更新ですが頑張ります!!!! (2020年1月5日 8時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
鏡音ののり(プロフ) - 初めましてぇぇぇ!最高でした!やっぱそらるさん神です!頑張って下さい! (2020年1月4日 21時) (レス) id: 9f03a4e99e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜餅@そらなー | 作成日時:2019年8月6日 22時