【そらる】推しとの扱いの差が酷すぎる件について。【歌い手】

2話 ページ3

今日はAtRの打ち合わせだそうで、まふまふさんが家に来てます。

そらるさん奪いやがって…、けど、どこかの胸毛さんとは違い天使なので一歩譲って許します。

…なぜ天使かって？？
それは…、

「いろちゃーん、可愛い…ぽてとちゃんも…」

「…Aが……、」

「猫にとられちゃいましたね！」

猫を毎回連れてきてくれるからです。
そして、そらるさんと私を繋げてくれた恋のキューピットだからです。

「…よし打ち合わせしよう。今がチャンス、」

「…ですね、」

いつの間にか私が猫に夢中になっている間に一時間がたっていた。
…あれ、そらるさんとまふまふさんは…？
知らないうちにどこか行ってしまった様子。

「…にゃぁーお、」

「…いろちゃん、……君のご主人様とうちのそらるさんが浮気したよぉおおお！！」

「ふにゃ！？」

「まてまてまて！！！」

「ぽてとちゃんが喋った！？」

「何処見てんだよ！？上！！俺だよ、俺…」

ぽてとちゃんから目線を少し上にすると愛しのそらるさんが。
どうやらヘッドフォンをつけているところからすると、レコーディングをしていたっぽい。

「そらるさん…」

「僕もいます！！僕も！」

「俺……僕僕詐欺はお帰りください。」

「なんで！？それなら、そらるさんだって俺俺詐欺じゃん！？」

「…そらるさんは…わかるんで…」

「酷い！！不公平！」

まふまふさんも歌詞が書かれた紙を片手にいろちゃんに頬擦りをして、くしゃみをしている。

「…汚いんで、手、覆ってくださいね、」

「…もう、僕、何も突っ込まない…」

ぽてとちゃーん、と見事にまふまふさんをスルーしてぽてとちゃんに手を伸ばす。
そしたらその手に触れたのはぽてとちゃんじゃなく、そらるさんだった。

「…猫だけじゃなく、俺とも遊んでよ？ね？」

「…そ、そらるさん…。…ごめん、まふまふさん、帰ります。」

「…え、？」

「…じゃあ！！！」

「…え、ちょ、いいけど…。……行っちゃった…。」

もちろん、たっぷりイチャイチャしましたとさ。
ちなみにあとで、レコーディングが途中だったそうでまふまふさんにめっちゃ怒られました。ごめんね、てへ。

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