【浦島坂田船】ある船の専属絵師さんは腐女子だったようで…！？ 2

「だって、そうじゃない？そんなので離すようなら結婚してないし…、まふまふを愛する権利ないでしょ」「あ、あ、ぅ、うぅ…！////」『かいしんのいちげき！』セ「▼まふまふに10000のダメージ！」 ページ31

『ふぅ、…次は、私の家だね。』

「…せやな、」

『…緊張、してる？』

「…してる。だって…俺がこんな綺麗なお嫁さん貰っていいんかな、って。」

『…志麻くんはかっこいいよ。世界一。』

駅までの道を歩きながらそんな話をする。
縁談はうまくいき、お父様も反対の意見はないらしく私を歓迎してくれた。

志麻くんの妹さん…志麻子ちゃんはとても可愛くて、いつか私みたいになりたい！と言ってくれて本当に嬉しかった。
また、会いに行こうかな。

「…え！？ちょ、もう一回言って！！録音するから！！！」

『えぇ…、絶対嫌だ。』

「そんなぁー…。」

こんな馬鹿な掛け合いをすることもあるけれど…。
いつかは立派な夫婦になれたらいいな、と思う。
これを志麻くんに言ったらめんどくさくなるから絶対に言わないけれど。

『…あ、そうだ…。……あぁ…最悪、』

「ん、？どしたの？」

『…実家に、お兄ちゃんがかえってきてる…。……ハァ…』

「どしたの、？そんなに、嫌なん？」

『…嫌に決まってるでしょ…。…だって…、』

「…？」

駅につき、電車に乗り込む。
一息つくと語り出した。

数々の兄の異常な愛情の奇行を。

一つ目。
私が彼氏を作る度に、何故か彼氏の方から怯えた表情で別れを告げられる。
後々、わかったことだが兄が脅すなりなんなりして、無理矢理引き離したらしい。

二つ目。
何をするにも兄が一緒だった。
お出掛けも、学校も、…挙げ句の果てに友達の家に遊びにくるときも。

三つ目。
私が東京に行く、と言ったときは全力で止められ、それなら自分も一緒に住む、と言い出した。
これは兄の勤めてる会社の関係で無理だったため、どうにか逃れた。

『…っていう、…まぁ、まだまだあるけどね、』

「…ええええぇ…俺、無事に結婚式を迎えれるかな…あはは…。」

『…うん、』

私も気づいてるよ。
兄が、兄が…。


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セ「てか、お二人っていつまでたっても初なんやなー」「「…え、？」」セ「ほら、やって…(自主規制)」「…センラくん、まふまふを汚すとはいい度胸だね？」「そらるさん！僕、腐男子の時点でそういうこと知ってます！(」→←「…あ。」「？」「…まふまふと結婚したこと、炎上しても離す気はねぇからな、」「……え///」セ「『…なんであんなイケメンなんだろうなぁ…(白目』」

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