【浦島坂田船】ある船の専属絵師さんは腐女子だったようで…！？ 2

「ねぇねぇ、そらるさん！」「何ー…」「フユカちゃん達も結婚、するみたいですよー！」「へぇ…歌い手結婚ラッシュか…、荒れそう。」「他人事…！？！？」 ページ29

「フユカちゃああああああんっ！！」

『な、何…。』

「ﾋｸﾞｯ…ｸﾞｽｯ…」

「あー、坂田、泣くな。ほら、カルパスあげるから」

「いらんわっ！！！ﾋｸﾞｯ…」

志麻くんと結婚することを三人に報告しに行けば、センラくんは何故か奇声をあげ机に突っ伏し、坂田さんは泣き始め、浦田さんはそんな坂田さんをあやしている。

なんだろう…この状況。
何か、あったんだろうか…。

「…ねぇ、志麻くん、」

「ハ、ハイ…、」

浦田さんが坂田さんをあやしていたかと思えば、いつの間にか志麻くんの隣にいてすごい黒い笑みを浮かべていた。

「…フユカちゃん、泣かせたら…、お前、(自主規制)からな。」

「ハ、ハィイイイイッ！！」

何を言ってるのか丁度、センラくんに耳を塞がれて聞こえなかった。
だが、志麻くんの真っ青な顔とピンッと伸びた背筋、勢いのいい返事から相当恐ろしいこと言われたんだと思う。

「はぁ…、今日は飲む…。誰がなんと言おうと飲む！！！」

「待て坂田ｧｰ！！落ち着け！！お前はお酒飲めないだろ！？俺が大変だろ！？！？」

「えぇね、さかたん。俺も付き合うわ」

「センラまで…。」

うらたさんがぐったりしている横に、志麻くんが笑顔で割り込んで「俺もー」と言い出すと三人同時に息ぴったりに、

「「「お前はくるな！！リア充め！！」」」

「えっ！？酷くない！？！？」

三人に睨まれた志麻くんは、小動物のように背中を丸めて私の隣にシュン…としながら座った。
今…垂れ下がった耳と尻尾が見えたぞ…。

『…で、三人は…。結婚式来てくれる？』

「え…、」

「どこまで鈍感やねん…ｸﾞｽｯ…」

「はぁ…天使の頼みを断るのはなぁ…」

私が聞けば三人は目配せする。
あ、あれ…？何か、いけないことを聞いたのだろうか…。

『み、みんな…？』

「あーもう！！」


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「…あ。」「？」「…まふまふと結婚したこと、炎上しても離す気はねぇからな、」「……え///」セ「『…なんであんなイケメンなんだろうなぁ…(白目』」→←「キャーこわーい←」『うらたさんこわーい←』「おい、センラ、」「あ、ｻｰｾn」(しばらくお待ちください)『………うわぁ()』

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