二十八話。 ページ30
あのあと、そらるさんが急に倒れて熱を出してしまい、今日は一旦休もう、ということになった。
「…すごい熱…、」
「…きっと、…気を張りすぎてたんだと思います、…そらるさんは誰にも頼らず、抱え込んでしまうので…」
まふまふさんが申し訳なさそうな表情をして、そらるさんの額に冷やしたタオルを置く。
「…じゃあ、まふまふさんがついていてあげてよ、…長年一緒の人の方が、そらるさんも気が楽だと」
「ううん、…僕じゃ駄目なの、…嫌だけど、…今日だけは多めに見るからね、そらるさん。……だから、Aちゃん、君が側にいてあげてください。」
どういうこと…？
と、まふまふさんを見つめると、小さく微笑んだ。
「…そらるさんは、Aちゃんのために怒った。悩んだ。抱え込んだ。…だから、その話を聞いて、そらるさんを楽にしてあげれるのはAちゃんだけだよ？……他の理由もあるけどさ、」
そう言って、まふまふさんは私の手を握った。
そして何か言おうとして口を開きかけたが、閉じ、そしてまた開いて、そらるさんをよろしく、と一言だけ呟くと部屋を出ていった。
「…なんだった、…んだろう、」
彼の動作に疑問を持ちながらも、そらるさんのベッドに腰掛け、彼の額のタオルを代える。
苦しそうに声をあげながら魘される姿が見てられなくて、そっと手をとった。
「…A…、」
急に私の名前を呼ぶものだから、目を覚ましたのかと彼を見るが、どうやら夢を見ているようだった。
「…ここにいるよ、」
そう声をかければ、少し微笑むと、そのまま落ち着いた寝息をたて、深い眠りについた。
その彼の寝顔を見ていれば不思議と自分も眠気が襲い、そのまま彼のよこに伏せるようにして目を閉じた。
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桜餅@そらなー - 熊ねぇ→RONONさん» か、神…、！？いやいや、ないです！w ただの駄作者です、(真顔)コメントありがとうございます！ (2020年1月11日 18時) (
レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
熊ねぇ→RONON(プロフ) - えっと…控えめに言って神かな??? (2020年1月7日 11時) (レス) id: 873b1f45bc (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - 凛さん» ありがとうございます！！！ (2019年9月28日 20時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 受験頑張ってください。遅くても全然いいです。このさき楽しみに待っています (2019年9月28日 16時) (レス) id: 5b04c87de6 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - 凛さん» ありがとうございます…！受験生なのと、今、中間が被ってるのでめちゃくちゃ遅いですけど頑張って更新します…！！ (2019年9月28日 13時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜餅＠そらなー | 作成日時：2019年5月10日 19時
