二十二話。 ページ24
「…駄目、…やだ、…やだ、」
「…ま、ふくん…？」
そらるさんの胸で泣いていた筈のまふくんが今度は私の肩に顔を埋めて嗚咽をあげる。
するとそらるさんにも頭を撫でられ、96ちゃんには抱きつかれて、あらきさんにはため息を吐かれた。
「…も、ぅ…、Aちゃんが傷つくのやだっ…、だから、頼ってよ、もっと、僕たちをっ…、一人で背負うなんて、言わないで…」
「そうそう、…俺が言えることじゃないけどさ。…頼って。俺、もう、決めたから。」
「My エンジェルのためなら力を貸す！だから…、一人で傷つくのは、やめてや…？」
あぁ。
なんで、なんでだろう。
この人たちが紡ぐ言葉は端から見たら綺麗事にすぎない。
けれども…なんで、こんなに心に響くんだろう。
信用できるんだろう。
「…うん、…ごめん、…ごめんね、まふくんも、…みんなも、…もう、一人で背負うなんて言わない。…ふふ、こうなったら頼りまくるよ！」
「そうそう、それくらいでいいの、」
あらきさんがなるせちゃんをベッドに寝かせながら微笑む。
すぐさま作戦会議、と行きたいがもう深夜の三時。
なるせちゃんも寝てしまったし、みんなも寝ようとそらるさんが言う。
「…ですね、…って、ちょ、」
どうやらまふくんも泣きつかれたようで、私に寄りかかってスヤスヤ寝ている。
その寝顔は本当に綺麗で、…だからこそ、泣かしたアイツが許せない。
「…守りたい、この寝顔、ですね。」
「…ふっ、そうだな。…よいしょ…と。」
「…私、まふくんと一緒に寝ますよ、あんなことがあった後ですし…、固まっておいた方がいいと思うんで、」
そう言うとそらるさんの表情が少し曇ったが一瞬でいつもの顔に戻って、わかった、と言った。
…なんだったんだろう…？
「…じゃ、おやすみ、」
「…おやすみなさい、」
スヤスヤ眠るまふくんの隣に体を預けた。
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桜餅@そらなー - 熊ねぇ→RONONさん» か、神…、！？いやいや、ないです！w ただの駄作者です、(真顔)コメントありがとうございます！ (2020年1月11日 18時) (
レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
熊ねぇ→RONON(プロフ) - えっと…控えめに言って神かな??? (2020年1月7日 11時) (レス) id: 873b1f45bc (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - 凛さん» ありがとうございます！！！ (2019年9月28日 20時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 受験頑張ってください。遅くても全然いいです。このさき楽しみに待っています (2019年9月28日 16時) (レス) id: 5b04c87de6 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - 凛さん» ありがとうございます…！受験生なのと、今、中間が被ってるのでめちゃくちゃ遅いですけど頑張って更新します…！！ (2019年9月28日 13時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜餅＠そらなー | 作成日時：2019年5月10日 19時
