【浦島坂田船】ある船の専属絵師さんは腐女子だったようで…！？

『そらるさんはやはりイケメンでした。(遠い目)』 ページ9

「なんでや、！！そこはそらるさんがデレを見せるからこそ、なんだって！！」

「違いますよ！！あの人はそういうところでは…」

あれれ…？
確か二人は推しについて話してたはず。

…いつの間に彼氏の話になったんですか。

自慢したいほど彼氏がかっこよすぎてヤバイ、ってやつですね。
てか、まふまふさん。
そらるガチ勢とは聞いていたけれど…一ヶ月分のスケジュールを細かく把握してるのはさすがに怖いですよ。

どうしたものか…、この酔っ払い二人。
針も真上を差している。…志麻くんに連絡して、ついでにそらるさんも連れてきてもらおう。

『もしもし？志麻くーん？』

《なんやー！？結婚する気になっ》

『センラさんとまふまふさんが酔ったからそらるさん連れて○○にきてくれる？』

《うっ…、フユカちゃんの頼みなら断れんやろ…！！てかセンラさんと飲み？！うらや》

『さすが志麻くん！！ありがとうね！！』

何か言っていた気がするが、スルーして電話を切る。
まともに突っ込むとめんどくさいことになるし。

「はぁ…はぁ…、フユカちゃーん、！！」

「ごめんねー、うちのまふまふが。」

数分後、志麻くんとそらるさんが迎えにきて二人を渡そうとすると志麻くんが抱きついてこようとする。
それを華麗によけてそらるさんにまふまふさんを預ければサラッとイケメン発言。

うち？！うちのまふまふ？！
深い意味はないんだろうけど。サラッと言えちゃうのはすごい。尊敬します。

本当に付き合ってないのかが不思議…。うらさ…、さかうらの二人には突っ込むな、とは言われたけれど。
明らかにまふまふさんを見るそらるさんの目が優しい。
撮影や生放送では少し塩対応っぽく思えるのだが…。
オフってこうなのだろうか。だとしたらAtRすごいよ。もう、二人には突っ込まないとこう。

「じゃ、ありがとねー」

まふまふさんをおんぶして出て行ったそらるさんに軽く手を振り、後ろを振り返る。

「…ねぇ、なんで俺呼んだん…？」

『…身長的に無理だったね。志麻くん、ちょっと成長期には伸びなかったから』

「フォローになってない！、…とにかく頑張るわ…」

『うん！頑張って！！ありがとう、！』

「よし、それだけで俺、頑張れる。」

そういって店を出ていった直後。(お金は払いました。)

誰かが転ける音がした。






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『うらたさんと坂田さんって狙ってるんですかね…、』→←『ま、まふまふさーん、？』(訳:カオスです。)

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