「これってもしかして…恋?あぁ、僕は…そら」「『そらるさん?!kwsk!!』」「……冗談ですよ」「『』」 ページ18
「…で、なんのようかな…?フユカちゃん、」
「語りにはしって肝心なこと忘れてましたね…!w」
『…う、うん、…あ、あのね、』
いつもお世話になってる居酒屋の個室。センラさんとまふまふさんにお集まりいただき、一緒に飲んでいた。
それは、私が二人に用事があって呼んだため。
二人とも優しくて、忙しいところわざわざ集まってくれた。
「大丈夫、?」
『う、うん、!…あのね、前、志麻くん家にお見舞いにいったんだけど…』
「え、!?き、危険やない!?大丈夫?!?!」
…なんでみんな、志麻くん家行くだけでそんな反応するんですか…、
「あ、あぁ、ごめん。続きどうぞ、」
『でね…、志麻くんが「行かないで…」って言ってたんだけど…何か知ってる…?』
本当は…もうひとつあるのだけれど。
認めたくないから…逃げた。
「…ねぇ、フユカちゃん。」
『は、はい…?』
珍しく、センラさんが苛立ちをのせたような声色で私の名前を呼んだ。
「…本当にそれが聞きたいこと?なら、それ、志麻くん本人に聞きぃや。俺たちが勝手に話してもええことないやろ?…それに、志麻くんはフユカちゃんのこと大好き…やし、ちゃんと答えてくれる。」
真剣な眼差しでこちらを見つめてそう言うセンラさんに私は何も言うことができず、ただうなずいた。
「…で、?それが本当に聞きたいことやった…?」
『…ううん、もう一つ、ある、』
緊張気味の私にまふまふさんが心配してお水を渡してくれる。
ありがとう、と受け取って喉を潤してから話し始めた。
『…そのとき、志麻くんが「行かないで…」って言ってるとき…。過去に何かあって…その、女の人と何かあったのかなって。…考えたら、その』
上手く伝えられずに、最後はモゴモゴと周りの騒がしい声に自分の声が呑まれた。
「つまり、フユカちゃんは志麻くんの元彼女…仮にだけど…その人に嫉妬したんですね、?」
『…し…っと…』
まふまふさんの言葉が胸に突き刺さる。
「えぇ、志麻くんのこと、好きなんでしょう?」
微笑むまふまふさん。
一気に頭が真っ白になり、顔に熱が集中する。
『そ、うなのかな…』
あぁ、認めてしまった。
自分じゃ認めたくなくて…まふまふさんに失礼な事をしてしまった。
「…今日はここでお開きにしましょう。フユカちゃんは僕が送っていきます、」
まふまふさんのその一言でその場は解散となり家へと帰った。
甘えてばかりだ、私。
私を守るように車道を歩くまふまふさんの背中を見つめた。
『……私は、』「……俺は、」『「どうしたらいいんだろう、」』→←『志麻くんって以外に綺麗好きだよね、以外に、』「以外!?!?」
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桜餅@そらなー - 八万hitありがとうございます…!これからもよろしくお願いします…!! (2020年1月11日 22時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - え!?5100hit…!?!?何があった(困惑)…え、あ、ありがとうございます…?(((なぜ疑問形 …朝だから寝ぼけてるのかな…(白目) (2019年6月5日 6時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - 八重さん» コメントありがとうございます…!!いいですよね、!センしま!!私も推しです()、さかうらも好きですよ…!!そらる受け以外、結構雑食なんです((( (2019年5月13日 8時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - 私はセン志麻、坂浦、まふそら派です!←そこじゃない (2019年5月12日 23時) (レス) id: 9f24637045 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - 甘歌@ラさん» あ、ごめんなさい…!!名前が似てたので…もし、同一人物じゃなかったら申し訳ないです…(バカ) (2019年5月8日 7時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜餅@そらなー | 作成日時:2019年1月1日 2時