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お祭りのせいか、皇子神社にはたくさんの人が集まっていた
参道にはお面やわたあめ、りんご飴などの屋台が並んでいる
吊られている提灯の明かりが、夜を華やかに彩っていて、とても綺麗だ
微かに音楽が鳴っていて、焼き鳥かなんかの焼けるニオイがして、ザ・お祭りって感じ
正直な所、お祭りはそこまで嫌いじゃない
むしろ好きな方だ
だけど、やっぱり一つ不満がある
結局、六人揃って浴衣を着るハメになってしまった事だ
本当に、全く意味がわからない
(何で大学生にもなって浴衣を着なあかんねん…)
(ほんま、一生恨むぞ……)
何とか理由をつけて着るのを回避しようとしたが、結局避けられなかった
海人と玄樹に上手く丸め込まれ、結局黒を基調とした浴衣を着ることになったのだ
ついでに下駄の鼻緒の色も黒にされた
なんかちゃんとした色名があったような気もするが、色彩判断能力の低い俺には正直、ただの濃い黒や薄い黒にしか見えない
本当ならラフなパーカーとかジーンズがよかったのに
(玄樹が、『廉がこれ着たら、紫耀絶対喜ぶよ！』なんて言うから…)
紫耀が喜んでくれるんならと、渋々ながら着る事にはしたけど…
やっぱり、浴衣なんか着んかったらよかったな
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あい(プロフ) - こんばんは！このお話とても短かめなのですが、とっってもきゅんきゅんして本当に大好きなお話で、サイドストーリー嬉しすぎます！これからも、更新楽しみにしてます！ (2021年7月9日 23時) (
レス) id: 74fb46b4d8 (このIDを非表示/違反報告)
ともりんこ(プロフ) - 紫耀くんサイドのストーリー、ぜひ読みたいです。 (2021年7月8日 18時) (レス) id: 96e5067ff6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - Mr.Whiteさん ふわふわした両片思いの2人がすてきです。紫耀くんサイドの続き、ぜひ読みたいです！ (2021年7月8日 6時) (レス) id: 11015432dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mr.White | 作成日時：2020年12月3日 23時
