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2日間の合宿も無事終わり学校で各自解散となる。
少し職員室に寄って荷物を取ってから帰ろうと校舎を出ると誰も居ないはずの校舎から足音が聞こえ振り向く。
「あれ？先生も今帰りですか？」
教科書を取りに戻っていたらしい永瀬くんが隣に並ぶ。つくづく勉強熱心だと感心する。
「永瀬くん最寄りどこなの？」
「あー、俺真野です」
「ほんと？私も一緒だ」
なぜ今まで気付かなかったのか意外にも彼と同じ地域に住んでいた。
それからと言うもの、あそこのパン屋さんがどうとか駅からあのスーパーまでは近道があるだとかそんな話で盛り上がった。
「なんか嬉しいっすね」
「ん？」
「先生の意外な話聞けた」
そう笑う永瀬くんの笑顔がキラキラしていて思わず私も頬が緩む。
「永瀬くんと話してると楽しいね」
思った事がつい口に出てしまい咄嗟に彼の顔色を伺うと目を逸らされた。
表情は読めないものの耳が赤くなっているのが見えてこちらまで恥ずかしくなってくる。何故学生相手にこんなに照れてしまっているのかと思うと次第に体温が上がる。
男子生徒に動揺させられている自分がいる事に戸惑い情け無い。
そこからどちらともなく気まずい雰囲気になってしまい言葉を交わす事なく最寄り駅に着いてしまった。
「じゃあ、また新学期にね」
改札を出て永瀬くんと別れる。
「あの！」「A」
永瀬くんの声に振り向いたと同時に誰かに名前を呼ばれる。
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西瓜(プロフ) - こもねさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいお言葉、感謝します。頂いたお言葉を励みに両作品とも更新頑張って行きますのでよろしくお願い致します。 (2018年5月17日 3時) (
レス) id: 66c14fc432 (このIDを非表示/違反報告)
こもね(プロフ) - はじめまして。西瓜さんの細かく的確な描写が大好きでいつも楽しみにしています。狂想共に更新頑張ってください！＾＾ (2018年5月16日 18時) (レス) id: b89f9c806b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：西瓜 | 作成日時：2018年4月20日 21時
