【四千頭身】一夏の恋2 (ページ4)

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53話ページ4

後藤さんとデートの日の朝

緊張していた割にしっかり寝れてコンディションは最高

テレビをつけて時間を確認しつつお弁当作りに取り掛かる

私はあまり料理上手じゃないけど、今日はなんだか上手くできた気がする

後藤さん喜んでくれるかな？

なんて少しワクワクしながら身支度を済ませて家を出た

マンションの前ではすでに後藤さんが私を待っていて、窓越しに助手席に乗るよう促される

後藤さんにしたがって助手席に座ると優しく「おはよう」と微笑まれる

それがなんだか恥ずかしくて『おはようございます』とだけ返して目を逸らした

ラジオすら流れてない静かな車内で後藤さんが話し出す

後「今日は海に行こうと思ってるんだ」
『海ですか…？』

後「うん、ちょっと遠いんだけどさドライブデートって言ったら海かなぁって思って」

後藤さんの言葉にデートだってことを思い出して返事に困る

後「もしかして、Aちゃん緊張してる？」
『！全然緊張なんて…』

後「やっぱり、Aちゃんってすごいわかりやすいね……ふふっ」
『ちょ、笑わないでくださいよ』

「ごめんごめんちょっとからかいたくなっちゃって」

初めはすごく緊張してたけど、後藤さんといると楽しくて

いつの間にか緊張はなくなっていた