【四千頭身】一夏の恋2 (ページ18)

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67話ページ18

BBQが始まって1時間くらいたった頃

後藤さんとお兄がロッジに戻ってしまって石橋さんと2人きりになった

話振ってみても生返事だけで会話が続かなくて正直ちょっと気まずい

このキャンプで石橋さんともっと仲良くなれるかと思ったんだけどなぁ…

チラッと石橋さんの方を見ると心配になるくらい汗をかいていた

『あの…すごい汗かいてますけど大丈夫ですか？』
石「え…？」

本人も全く気づいてなかったみたいですごく驚いてる様子で

石「ごめん、ちょっと顔洗ってくるね」

と言うと私の返事を待たずに水場に行っててしまった

1人取り残された私は、石橋さんが戻ってきたら飲み物でもついであげようかな？なんて考えていた

しばらくすると石橋さんが走って戻ってきた

『あ、石橋さん大丈夫でした？』

少し水を滴らせた石橋さんは息を整えながら私の方を見た

石「あのさ…僕、Aちゃんのこと好きなんだ」

鈍器で殴られたくらいの衝撃がはしる

混乱する頭で必死にどう返事するのが正しいのか考えた

『それって…』

意を決してそう切り出した時

都「あれ？全然食べてないじゃん俺らのことは気にせず食べててくれてよかったのに」

お兄たちが戻ってきた

都「ん？なんかあった？」

私の反応に違和感を感じたのかお兄が少し眉をひそめる

『え？何もないよ？ところで、忘れてたものは見つかったの？』
都「見つかったよ！ほら、花火！後でみんなでやろうぜ！」

何とか話題をそらすことに成功して安心したのもつかの間

ピコンッ

石橋さんからLINEが来た

(石橋:返事待ってるから)

とっさに石橋さんの方を見ると目が合ったなんだか恥ずかしくなって目を逸らしてしまう

さっきまで全然大丈夫だったのに…

気がついたら石橋さんにドキドキしてる私がいた