4話〜都築side〜 ページ4
今日、ついに新しい住人がやってきた しかも女の子！
大家さんに話を聞いた時から楽しみだったけど、まさか女の子だったなんて…！
バシはともかくたくみは喜ぶだろうなぁ〜…まぁ、俺も嬉しいんだけど笑
Aちゃんが荷解きをしてる間、リビングでそんなことを考えていると2人が帰ってきた
石・後「ただいまー」
都「おかえりー あれ？ふたり一緒だったの？」
石「それがさ、さっきそこで……」
後「そんなことより！誰かきてんの？」
都「え、うん 来てるけど…よく分かったな」
後「堂々と玄関に靴置いてあったし しかもちっさめの あれは絶対女の子の靴だね」
石「靴だけでそこまでわかるってさすがにキショい」
後「うるさい で、誰なの？もしかして彼女？」
夕飯まで新しく来たのが女の子ってことは隠しておこうと思ったのになぁ
都「誰って 朝大家さんが話してたこと覚えてないの？」
後「なんか話してたっけ？ そもそも僕その場にいた？」
都「いたよ！新しい入居者の話してたじゃん！」
後「あぁ〜…なんか聞いた気もする」
後「え、てことは足小さめの男なの？」
石「確かに、ここ今俺らだけだし普通なら女の子は来ないよね？」
もしかしてまだギリギリ女の子って気づかれてない…？
なら、夕飯まで内緒にしとこうかな
都「さぁ、どうでしょう？」
後「うわ、めんどくさ」
都「いいじゃん、どうせ夕飯は一緒に食べるんだし」
後「え〜 今知りたいんだけど」
都「それに、いま荷解きしてるみたいだから邪魔しちゃ悪いじゃん」
後「確かに…なら、ご飯早めにしよう それならいいでしょ？」
都「まぁ、それなら…」
後「よしっ バシ！早く準備して」
石「え、俺？」
後「うん、だから早く！」
やけにテンションが高いたくみに押されるようにしてキッチンに向かうバシ
石「そもそも何作ればいいの？」
後「なんでもいいから早いやつ！」
2人の会話に、この感じは今日もチャーハンだな…なんて思いつつリビングを後にした
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作者名：ぽてち | 作成日時：2021年2月7日 22時
