3話 ページ3
電車に揺られることい10分やっと目的の駅に着いた
その駅は意外と人が少なく、駅前広場にもほとんど人がいなかった
東京ってどこでも人が多い訳じゃないんだ…なんて考えつつ目的地に向けて歩き出した
駅を出発して約5分 ついに目的の建物にたどり着いた
一軒家にしては大きく立派な建物 ここが今日から私が暮らすところ
迷ってたせいで予定より遅くなっちゃったけど大丈夫かな…？
ピンポーン……
恐る恐るインターフォンを鳴らしてみるも反応がない
ピンポーン………
あれ？ここであってるよね？
ピンポーン…………
「はーい!!」
ドタバタ………ガチャ
不安を感じたのもつかの間、けたたましい足音ともに勢いよくドアが開いた
そこにはジャージを着た青年が立っていて、不思議そうに私を見た後 納得したように一言
？「あ！今日から入居の子？ 遅かったね」
と言うと「入って、入って」なんて言ってリビングに案内された
え、待って…大家さんって確か女性だったよね この人誰！？
私の混乱を他所に青年は「お茶でいいよね？」なんて言いながら麦茶を出してくれる
？「もしかして緊張してる？別に大丈夫だよ〜」
『あ、えっと…大家さんって…』
？「あ、そうそう！大家さん急用で出かけちゃったから今俺しかいないんだ ごめんね」
気さくに話しかけてくる青年に恐る恐る質問すると、「忘れてた」なんて言いながらそう説明された
？「ちなみに、俺は都築拓紀 ここの住民 よろしくね」
『わ、私はAです よろしくお願いします』
都「よし、じゃ とりあえずここのこと説明するね」
軽い自己紹介もそこそこに、都築さんはメモを見ながら説明をし始めた
都築さんが教えてくれたことは大きくわけて2つ
ここにはあと2人住民がいること
リビングとキッチン、お風呂、トイレが共有なこと
説明を受けたあとは、案内された部屋で荷解きに勤しんだ
すごく広くていいところだけど、色々と共有っていうのはちょっと不安だなぁ…
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作者名：ぽてち | 作成日時：2021年2月7日 22時
