【四千頭身】一夏の恋 (ページ43)

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42話～後藤side～ページ43

昨日はバシくんとAちゃんのデートの日

2人がどこでデートしたのかすら知らない僕は不安でたまらなかった

すごく仲良くなってたらどうしよう…

仕事まではかなり時間があるのにバシくんをカフェに呼び出す

少しでも早く話を聞きたかった

石「めずらしいね、たくみが仕事前に連絡してくるなんて」
後「まぁ、たまにはね…」

なんて誤魔化してみるけどバシくんは気づいてるみたいで

石「昨日のこと聞きたいんでしょ？」
後「…やっぱりわかる？」

石「そりゃあ、たくみがわざわざ僕を呼ぶってことはそういうことでしょ？」
後「……」

石「残念ながら、たくみが心配するようなことはなかったよ」

石「むしろ、話しかけるまでにすごい時間かかったし」
後「ほんとに？」

石「うん、自分から積極的にいけるたくみが羨ましよ」
後「そうなんだ(ホッ」

そっか、バシくん女の子苦手だったっけ

後「で、結局どこに行ったの？」
石「水族館だよ」

後「へぇ～バシくんっぽく無いね」
石「まぁね、なんかAちゃんが水族館好きらしくてさ」

後「え！まって！その情報知らないんだけど！」
石「だろうね、こっそり都築から聞き出したから」

それズルくない！
そんなとこ行かれたらいい雰囲気になっちゃうじゃん！

このままだと、バシくんにとられちゃう…

それから、ずっとバシくんと差をつけることばっかり考えていた

何度も何度も考えてやっと結論にたどり着いた

確実にAちゃんに僕を意識してもらう方法

後「バシくん、僕さAちゃんに告白しようと思うんだ」