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子豚同盟 ページ46

.






?『変わらないものがあるとしたら









教えてほしいくらいです』





「?」





ためらいもなく話しかけてきた距離感の掴めない店員さんに若干の不信感を抱きながらも

そのニコニコとした柔らかい雰囲気にのまれて







「あの・・・」



?『あ!すいません!俺ここのバイトしてて、

今日お客さん少ないから今のうちに店内掃除しようとしてたら声聞こえて…』









つい、話しかけちゃいました







って、そんなかわいい笑顔で言われたら…!









?『ほくちゃーん、何してんの。

これ、2番テーブルに持って行って』








店長さんらしき人に呼ばれて
その「ほくちゃん?」という店員さんは行ってしまった






ずっとほくちゃん?を見ていると、さっき依頼された2番テーブルにコーヒーを2つ、



こぼしてしまうんじゃないかと思うくらい
あたふたしながら届けるその姿に母性がくすぐられるくらい笑



結局そのまま、ほくちゃんとやら呼ばれる男の子とは接することもなく、お迎えに来てくれた亜嵐くんと店を出た







お会計の際、店長さんかな?と思っていた人の
ネームプレートには「小森隼」と書かれていて


何となく名前を覚えてしまった




この人も可愛く笑う人だな








隼『さっき、うちの吉野が何かしませんでした?めんどくさいことに巻き込ませたならすみません、後で叱っておきます』





「いやいや!ただの世間話ですよ笑」







私も小森隼さんに負けないくらい思いっきりの笑顔でこたえたら安心したみたいでお金を受け取ってくれた








.









亜『吉野?だれ?』



「わかんない笑



でも、かわいいお店だったな」







店を出て思ったことをそのまま口に出す


振り返った先に見えるお店の看板に描かれた
子豚の絵





café pig







〜その頃、店内では〜







隼『ほくちゃん、あーゆう女性がタイプかぁ。』



北『え!?いや!ちがいますよ…!』



隼『まあまあ(笑)そうゆうことにしとこう笑

彼氏いるみたいだったし』




北『はい…めちゃくちゃイケメンでした…』

さよならブルー→←気分転換



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作者名: | 作成日時:2019年8月17日 0時

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