さよならホワイト２ (ページ40)

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守りたいだけページ40

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「これが今まで言ってこなかった事故の内容」

淡々と話す俺にAと亜嵐くんはどんな感情を持つだろう

久しぶりに、

思い出した

伝えるためには言葉に出さなきゃいけなくて

でもそれを頭の中で再生するだけでも辛い

こんなことは2人には伝わらないんだろうな

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A『ごめん……』

亜『なんか…、悪い

なんも知らなくて…』

だから嫌だったんだよ

俺はこんな言葉なんて求めてない

「過去だよ。もう7年も前のことだから」

無理やり蓋をして、話の方向を変えるのは得意だ

「それよりも、俺達に関係することって言ったらその翌年のことでしょ。」

そしたらA、誰でもわかるくらい顔変えて

話を変えたいのはAも同じみたい

「ふたりが、同じ大学行くなんて思ってもみなかった。

でも、俺にとってはありがたかったよ

Aのことを見守ってくれる奴が傍にいてくれて

それが亜嵐くんだったから尚更安心した」

A『…涼ちゃん？あのね、

私と亜嵐くんはなんにも…

「お似合いだと思うよ」

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一番口にしたくなかった言葉で

彼女を傷つけた

突き放した

そうでもしないと、俺は

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亜『ふざけんな！』

亜『Aは！！Aは……

っずっとお前のことを待ってて……

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お前ら、

付き合ってんだよな？』

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涼『それは、A次第だよ』

亜『お前……ぶん殴っていい？』

「亜嵐くん！！！」

そしたら彼、なんて言ったと思う？

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涼『顔はやめてね、商売道具だから』

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亜『拳上げる価値もねぇわ』