さよならホワイト２ (ページ37)

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開演ページ37

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「え？」

涼『見たんでしょ、あの番組』

「う、うん」

涼『・・・

あーー、そっかぁ。伝わってないかぁ

俺の伝え方が悪かった』

ーー待って

涼『俺さ、ちゃんと伝言託したんだけどな』

ーー待ってよ

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涼『会いに行ったよ、俺らが高校卒業する年の春』

…
…

うん、知ってる

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涼『それと、その翌年』

…
…

どうゆう……こ、と？

涼『はは、意味わかんないって全力で顔に出てるよ笑』

亜『分かんねぇよ…

どうゆうことだよ、事故のことも！

俺ら何にも知らなかったんだぞ？！

連絡ひとつくらいくれても良かっただろ！？』

「亜嵐くん落ち着いて！！！！！」

私の心を代弁してくれた亜嵐くんだけど

彼は少し興奮しすぎている

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「涼ちゃん、あのね

私、本当はわかってた

涼ちゃんがあの番組で何を言いたかったか

ちゃんと、、、わかってる

でもね、

それでも…

涼ちゃんを待ってちゃいけないのかな…」

最後の方なんて、消えてしまいそうなほど

声小さくて、震えてて

私の顔は涙で濡れてて

ちゃんと伝わってるのかもわからない

私を突き放す涼ちゃんを
何としてでも引き留めたい

涼『A、今日なんの為に会いに来た？』

答えなんてもうわかってる質問をしてくる涼ちゃんはいじわるだ

大いじわるだ

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涼『………Aが答えないのなら俺が話すよ

知りたいんでしょ？事故のことと翌年の春のこと』

やっと明かされる

7年前の彼の秘密