さよならホワイト２ (ページ29)

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伝言歌ページ29

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いつも通り

うん、大丈夫

いつも通り

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亜嵐くんからお店の場所が送られてきて

支度をして早足でその場へ向かった

今は乾杯の飲み物を選んでいるところ

「なんかソワソワするね」

亜『そう？』

亜嵐くんが選んでくれたお店は想像以上に
高級店で

もっとオシャレしてこればよかったなぁ、って

亜『決まった？』

「・・・英語でメニューが読めないです…。」

亜『ははっ笑
よし、じゃあワインでも頼もっか！クリスマスだしね、特別』

"特別"って言葉に………弱いなぁ自分

いつもより亜嵐くんがキラキラ…みえる？

スラスラとオーダーをこなす亜嵐くんがとっても大人に見えて、なんかちょっと変な感じ

少し深い赤の色のワイン

で乾杯すれば、会話はいつも通り涼ちゃん

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でも、今日はいつもと違う

「なんで…黙るの？」

亜『えっ！いや別に、意味はないけど…』

歯切れの悪い会話

「じゃあ、

私の話を聞いてくれる？」

きっと私達は今

同じ気持ちでいるんじゃないかな

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亜嵐くんから、今日のお誘いをもらって

何日か経った頃だったと思うんだけど…

連絡をもらったの。

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涼ちゃんのお母さんから

内容はこうだった

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…

…

…

もしもし？…Aちゃん？

そう、涼太の母です

急に電話なんてごめんなさいね

実は涼太からAちゃんに

伝言をお願いされてね

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ー・・・伝言？

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そう、自分で伝えればいいのにね

それでね、

今週の金曜日、ある番組に涼太が出ることになったんだけど、、

どうやらそれをAちゃんに絶対見て欲しいそうなのよ

こんなこと一回もなかったのよ？

嬉しいことに週に何回かはテレビ越しだけど
涼太の姿がみれることに母としても誇らしいし、

私ももちろん観れる時はみてるんだけど、、

Aちゃんにみて欲しいって

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わざわざ涼太から連絡くるのも珍しいし、
何かあるんじゃないかな

もしタイミングが良かったらでいいのよ、

見てあげて

…

…

…

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亜『その番組って…』

「そう、亜嵐くんも見た？昨日の」

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