さよならホワイト２ (ページ14)

今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:44,379 hit

あの日の少年ページ14

.

東京から早めに帰ってきた俺らにびっくりして

夜ご飯は用意してなかった片寄家

父『久しぶりに外で飯でも食いに行くか』

その一言で今夜は外食が決定

俺は一人っ子で、いつも3人だけなら家で作った方が早いと言う母の言葉を聞いて育ってきた

母さんの料理は好きだけど、本音を言えばちょっとジャンクフードな食生活に憧れてたりして…

.

涼『・・・、寿司屋。』

母『なに、そういう気分じゃない？』

くるくる回る方の

家族連れいっぱいの方の

父『いやぁ、涼太が稼ぐようなったら、回らない方奢ってもらおうかな笑』

なんて笑う父さん

母『こんなことできるのも今のうちなんだから』

母さんの言うこともごもっとも。

久しぶりの外食は思ったより話が弾んで
大好きな大トロも食べれたし

なんか、、久しぶりに子供って感覚(笑)

引っ越しまであと2週間

家族とか、友達とか、Aとか、

俺の周りにいる全ての人達に感謝して
応援に応えられるような立派な人間になって

帰ってこよう

そう思っていたのに

.

.

俺は19になる歳の春

.

事故ったらしい

.

そして一時的な記憶が飛んだ

だから
これから話す内容は

.

人に聞いた俺の記憶、らしい