櫻と葉っぱの栞 A ページ4
ガラガラ……
「いらっしゃーい！」
かなり深い時間までやっているお店に入ると既に出来上がって酔いつぶれた人達がまばらに見える。
大将もほんのり酔っているのかご機嫌な様子でどこでも座ってくれと迎えられ、それに甘えるようにして俺達は店の奥にある座敷へと腰を下ろした。
「あ〜お腹減った。 」
「あいよ、おしぼり！ 決まってたら注文聞くよ！」
座敷に座ってからメニューを開いていると、熱々のおしぼりがテーブルへ添えられる。
それを手に取って先程までの疲れを拭うように顔に当てた。
「相葉くん決まってる？ 俺味噌。」
「俺も味噌かな〜」
「あ、じゃあ俺別のにしようかな。なんかある？」
「んーとね、さっぱりしたのも食べたいな」
「じゃあ醤油にしようか？」
「そうだね」
「じゃあ大将、味噌と醤油で」
「お願いしまーす」
「あいよー！」
注文を告げたあと、ちゃんぽんもあるんだねーなんて軽い会話をしながら氷の入ったお水を注ぐ。
「そういえば翔ちゃんビールは？」
「ううん」
「飲まないの？」
「だって運転あるし」
「えぇ？ いいよ別に俺が家まで運転するよ？」
笑いながら言えば、ううんと首を横に振ってお水をゴクンと飲み込んでこちらを向く。
「ん、じゃあ帰ったら一緒に飲も？」
「えぇー分かった。じゃ、約束だからねっ？」
「はははっ、なんで女子」
眉を下げて笑う翔ちゃんにこちらもつられて笑う。
そこから今朝見たスポーツ対戦の結果や、他の美味しい行ってみたいお店の話をしていれば、湯気の立ち上るラーメンが運ばれてきた。
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あやりゅ。(プロフ) - えべすさん» えべすさん！コメントありがとうございます(^▽^)oとても嬉しいご感想、これからの励みにもなります！この先も遅い更新だとは思いますが、頑張ります！ (2019年5月1日 20時) (
レス) id: 9eb6dfdccb (このIDを非表示/違反報告)
えべす - とてもワクワクしながら読んでいます。大変だと思いますが､尊敬しております(^^)v (2019年5月1日 10時) (レス) id: 0ca7106291 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやりゅ。 | 作者ホームページ：http://ayaryu
作成日時：2018年7月5日 2時
