大病院占拠 (ページ13)

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鬼side
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監視カメラを見てみると
1人の看護師が床に倒れ、それを介護する裕子の姿があった

しばらくするとベットで寝ている彼女が目を覚ました

裕子「安芸さん、大丈夫？」

ｺｸｯと頷く彼女

裕子「せめて、トイレくらい行かせてほしいわ」

少し間が空いて、急に裕子が立ち上がった

ﾄﾞﾝﾄﾝﾄﾞﾝとICUのドアを叩く

痺れを切らした橙鬼がドアを開けた

橙鬼「なんだ」

裕子に銃を向けながら話す橙鬼

裕子「あの子を今すぐ解放して」

安芸さんを指さす裕子

橙鬼「元気じゃねぇか」

裕子「今は薬で落ち着いているだけ」

「また、いつ悪化するか分からないから」

監視カメラ越しにそれを見ていた私は
裕子に対して勇気があるなと思った

橙鬼「薬はあるんだろ？なら問題ないだろ」

知事「待って！」

橙鬼「なんだよ」

知事「せめて、トイレくらいは行かせてあげて」

裕子「顔でも洗ってあげたい」

橙鬼「分かった、女みんなで行くぞ」
「5分だけだからな」

そのまま安芸さんを車椅子に乗せてトイレへと
橙鬼に付き添われながらついて行った

トイレの中で女性陣は

石見「鬼達の目的ってなんなんですかね？」

「もしかして、私たち全員の罪を暴くつもりじゃ、、」

知事「貴方、暴かれたらいけないとこでもあるの？」

石見「いえ、、別にないですよ」

知事「なら、大丈夫よ」

「あんな、鬼達の言うことに耳を貸さないでいいわよ」

トイレから出て、ICUに全員が戻ってきたことを確認すると

橙鬼「次は、男の番だ。早くしろ」

しかし、その間に佐渡が安芸さんの薬をこっそりとトイレに流していることは誰も知らなかった