50話 ページ9
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それから、雄也と雄也の母さんに犬を飼って良いか許可取りをした
｢緊張するっ｣
『大丈夫だ！息吸え、息』
ゆっくり深呼吸し、2人がいるであろうリビングのドアを開けた
｢この子！…飼っても良いですか？｣
犬を前に突き出し頭を下げてお願いした
『わう』
2人の反応は…
雄｢何その子むっちゃ可愛いじゃん！｣
雄母｢ほんとっ！良いわよ良いわよ！涼介君のお願いならなんでも聞いてあげる！｣
雄｢ちょ、俺のお願いは？｣
2人共、大賛成してくれた
なんだよ、俺。
心配する事なかったじゃん。
雄｢涼介、そいつ名前は？｣
｢え、名前…？｣
忘れていた。名前の事を
俺が決めていいのか、でもこいつ自我あるし
｢……あ｣
そう言えば、言ってたな
不思議そうに見詰めて来る2人に俺は言った
｢…ダイキ
だから、ダイちゃん！｣
今度はダイちゃんの方がビックリ顔になった
2人は｢ダイちゃんね｣って納得して頭を撫でてた
それからちょっとしたハプニングがあって
ダイちゃんが喋れる犬だと言うことが雄也にバレたんだけど
それはまた別の機会に
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伊｢ねぇ、それってさ。｣
｢ん？｣
伊｢ダイちゃんにとっても山田君はヒーローなんじゃない？｣
｢え？｣
ヒ｢それは俺も思ったぞ、餓死しかけてたんだろ？それを助けたのは山田君じゃん｣
正直、お礼は言われたけど自分がダイちゃんにとってのヒーローなんだって思った事は無かったな。
｢…ダイちゃんは、そう思ってくれてるのかな？｣
布団で寝息をたてるダイちゃんの頭をそっと撫でた
伊｢…なんか、可愛いね2人共｣
ヒ｢うん、何か良い。俺やっぱりこの2人好きだよ伊野ちゃん！｣
伊｢奇遇だな！俺も好きだヒカル！｣
｢何言ってんの？｣
3人で少し笑いあった
あの時、もう俺は誰とも関わらないで生きていくんだって半ば諦めてたのに、ダイちゃんのおかげで圭人とも友達になったし、今は色んな人が周りにいる
沈みかけてた俺の心をすくい上げてくれたのは、ダイちゃんで
彼はそんなつもり無かったかもしれないけど、俺にとってはとても大切な瞬間だった
｢早く元気になってね、俺のヒーローさん｣
《俺のヒーロー》fin
｡
急いて書いたので表現不十分な所が多々あると思いますが、一応山田さんの過去話でした
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きんとき(プロフ) - やまたかさん» コメントありがとうございます。有難いお言葉です、頑張りますので暖かく見守って下さればと思います (2020年1月23日 23時) (
レス) id: 979c554592 (このIDを非表示/違反報告)
やまたか - 移行おめでとうございます！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2020年1月23日 22時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きんとき | 作成日時：2020年1月22日 23時
