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45話 ページ4

涼介side


俺が小学4年生だった時




今まで誰1人、俺と友達になろうとする人は居なかった





それは、幽霊のせいでもあるんだけど…




そして今年もどうやって暇を潰そうかと考えていた時




1人の同じクラスの男子が声を掛けてきた





『俺実は1年の時から山田君の事気になってたんだよ』






「…え」






気になる、なんて言われたら違う意味になっちゃうよね





その子はニコニコしながら俺に手を伸ばしてきた





『友達になろ!』





そう言って。





その子は、俺が何かとブツブツ呟く事を気付いているのかいないのか分からないが、深く追求してくる事は無かった





俺の変な行動も、笑って「どうした?」って聞いてくるだけで、他の周りの子の様に怪訝な顔や、引くような顔をしなかった






正直、やっと本当の友達が出来たんだって思った






そして、その子と友達になってから半年が過ぎたある日






いつも中庭でご飯を食べていた為そこへ向かった先に、その友達と見知らぬ誰かが居た





俺は人見知りだから、その2人の間に入れなくて





少し離れた所から、様子を伺った





すると聞こえてきた声





『お前最近山田君と一緒にいるよな?』





『んー?そうだけど』






『どうなんだよ噂!ほんとに独り言多いのか?』






興味津々に聞いてくる辺り、この人も面白半分なんだろなって





俺は友達がなんて答えるか気になり耳をすませてしまった





それが間違いだった





『あーあいつ?何かちょっと優しくしたらすぐ懐いてくれたぜ?きっと友達欲しかったんだろな
独り言は多いよ、もう気持ち悪いぐらい
あと、急にビクついたり、走り出したりする』





そう言いぎゃはぎゃはと笑った2人





俺は友達の言葉に絶望した




「そんな風に思ってたんだ」って





「信じてたのに」って





本当の友達なんて、誰も居ない





近づいて来るのは皆面白半分で





誰も…俺の事情なんか…






俺は中庭から逃げ出し、教室に戻り





話し掛けてくる「元」友達を避け





ひたすら誰とも干渉しない様に過ごした





「元」友達は何か勘づいたのか途中から話しかけてくる事も辞め、次は噂を立て始めた






「あいつ頭おかしいやつだ」って





一緒に遊んでたやつが言うんだ





周りからしたらよっぽど信憑性があるんだろうね





そこからまた俺は、前と同じ「1人」に戻った





そんな時だった、ダイちゃんと出会ったのは

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きんとき(プロフ) - やまたかさん» コメントありがとうございます。有難いお言葉です、頑張りますので暖かく見守って下さればと思います (2020年1月23日 23時) (レス) id: 979c554592 (このIDを非表示/違反報告)
やまたか - 移行おめでとうございます!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2020年1月23日 22時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きんとき | 作成日時:2020年1月22日 23時

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