43話 ページ2
涼介side
ダイちゃんを専用の布団に寝かせ、俺は2人と向かいあった
聞きたい事は山程ある
中島さんが何故、俺が「視える」事を知っていたのか
彼は何故、あんなにも祓い屋へ俺を勧誘するのか
それと、使い魔とは何か
ダイちゃんが、動けなくなった封印とは何か
いっぱい聞きたい事がありすぎて、何から聞いて行けばいいのか分からない
伊「……大丈夫。」
「…え?」
一言、そう言った伊野尾ちゃんを見てみると静かに俺のことを見て
伊「ゆっくりで良いよ。全部答えるから」
何もかも分かってるような顔
「…じゃあ……」
俺は疑問に思ってた事を順番に尋ねて言った
まず、何故俺が「視える」事を、中島さんは知っていたのか
伊野尾ちゃんには、彼と会ったのはショッピングモールで、それ以来会って無いと伝えた
実際、会ってないし……。
そういや、向こう俺の名前も知ってたな。
伊「…恐らくそのショッピングモールでだね、」
「え、」
伊「…元々祓い屋界ではある噂が広がって居たんだ。
霊力が高く、はっきりと「視える」人間が居るって」
「…なんで、そんな噂」
勝手に噂されて、こっちからしたらただの迷惑でしかない
伊「それは俺にも分からない。最近「視える」人も昔に比べたら減って来て、少しでも素質がありそうな人を見かけたら、勧誘してるんだ最近の祓い屋界では」
伊「だから、山田君が外で幽霊と話してるのを誰かに見られててそれがバラされたって事も有り得る」
「えぇ…」
もう外では何も出来ないじゃん
伊「話戻すけど、そのショッピングモールでたまたまか、計画的にかは分からないけど、中島君は潜入してたっぽいね、そして山田君と出会った。祓い屋は直感で相手の霊力が分かるから、その時に完全にバレたのかもしれない」
確かにあの時、グイグイ来る店員さんだとは思ったけど
伊「そして、山田君が帰った後を使い魔につけさせ、家の場所、名前まで分かったのかも」
「それってありなんですか?」
伊「まぁ、祓い屋界では「通常」は通用しないからね」
…すごい、自分勝手
「じゃあ、伊野尾ちゃんがばらした訳じゃないんだ」
ポロっと俺の口から出た言葉を伊野尾ちゃんはしっかりと聞いてて
「俺の事疑ってたのー?!」なんて言って悲しみ出すから
さっき、一瞬でも疑った自分に怒りたい。
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きんとき(プロフ) - やまたかさん» コメントありがとうございます。有難いお言葉です、頑張りますので暖かく見守って下さればと思います (2020年1月23日 23時) (レス) id: 979c554592 (このIDを非表示/違反報告)
やまたか - 移行おめでとうございます!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2020年1月23日 22時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きんとき | 作成日時:2020年1月22日 23時