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((そして俺は、常に危険と隣り合わせの2人からお前と兄を守ってくれと頼まれた))



((その結果、お前の中に御神刀を封印した
だから、俺はお前の精神世界に干渉出来るし、体も乗っ取ることが出来る))




「…ねぇ、最後の乗っ取るって気になったんだけど。」




((たまには俺も外に出たい時があるんだよ。そんな時はお前の体を借りていた))






〜〜〜〜〜


涼介side



伊「…涼介の中に、刀、?」



光「え、でもお前。いつも普通に出して…あ!」



薮「どした?光」



光「いゃ今思い出したわ!そういや涼介、村正使う時って胸に手をかざして空間に出すじゃん?」



薮「ぁ、確かに」




光「本部で出してる所は見たこと無かったな」




「うん。」



薮「でも、そんなのどうやって?体の中にって。」



「特別な術を、父さんと母さんがしたらしい。詳しくは村正も知らないって…」



光「術、か。」



伊「ていうか何?たまには外に出たいって」



ちょっと半ギレ状態の伊野ちゃん




薮「まぁ、確かにな。そんな軽ーい気持ちで涼介の事乗っ取ってたのかよ」



「皆、俺が乗っ取られてた時の事知ってるの?」



光「ったりめーだよ!突然人格変わったりするし、その原因が鬼だと分かったから警戒もする。この前だってお前、乗っ取られてたんだぞ!」



あの、皆と帰った後に記憶が無かったやつか


あの時は確かに怖かった


しかもあいつ、俺に「はやくカラダくれよ」とか言ってたんだ


いくら、外の空気が吸いたいって言ってもあの言い方は流石に警戒するよね



まぁ、さっきまで覚えてなかったんだけど。



これは、伊野ちゃん達には言わない方が良いかな。ただでさえ、村正の事敵視してるんだし。



伊「…でも、今までの話は村正が敵じゃないって証拠になってないよね?」



「…え」



伊「だって、村正が嘘ついてる可能性もあるじゃん?何かしてもらったとかなら別だけど、今まで俺達は涼介が乗っ取られる度にヒヤヒヤしていたんだ、何か起こすんじゃないかって」



…やっぱり、そう簡単には信じて貰えないよね


伊野ちゃん達は専門家に頼むくらい、村正をどうしたら良いのか考えてくれてたもんね



そんな時、ずっと黙って話を聞いていたちぃちゃんが声を出した



知「あ、あの。僕、その村正って人に助けて貰いました…。」

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作者名:きんとき | 作成日時:2019年4月17日 8時

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