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圭人side
?「おーい岡本君ー?」
事件の日を思い出していたら、突然現実に引き戻された
この声は、僕達イギリス支部の生き残りと一緒に行動している日本本部の人
「…はい、すみません。どうしたんですか?天道さん」
天「どうしたもこうしたもないよ〜、見つけたんでしょ?本部の中にいる裏切り者を」
そう言いニヤっと怪しく笑うこの人は、何を考えているのか分からない
事件後、絶望仕切って生き残った僕達に
「復讐をしないか?」
そう持ちかけてきたんだ
この人が言うには、あの事件は裏で鬼を操っていた人間が引き起こしたらしい。
そして、
鬼を操れる=鬼に取り憑かれている人間
だから、その人間を突き止め捕まえることが出来たら
復讐出来るよ?
そう答えが出たのだ
天「君のその目で見つけたんでしょ?
鬼に取り憑かれた人間」
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あの事件の時に分かった事
それは
僕の目は異空間だけでなく現実空間でも、鬼に取り憑かれた人間を判別する事が出来る事
鬼に取り憑かれてる人は、体の中心部にモヤのような物が掛かってる様に見えるんだ
裏切り者がこの本部の中に居る
そう天道さんに言われ、僕はひたすら日本本部の人達に目を凝らした
裏切り者を見つける一心で
復讐したい一心で
そして、何年も経ち僕が高校生にあがった時
ようやく手掛かりが見つかった
それは手掛かりと言うよりかは、ほぼ確定みたいなもので
その人の中には、いつか見たモヤと同じ様な物が渦を巻いてた
かなりの大きさで、しかし、取り憑かれているはずの本人は、何ともなさそうに
入学式初日からぐっすりと眠っていた
普通、鬼は取り憑いてる本人の意識が無くなると表に出て来る。
つまり、寝ていたら鬼が表に出て来る可能性が格段と上がる
でも、そのモヤはいつまで経っても外に出てくる様子は無く
ずっと本人の中に留まり続けていた
彼、山田涼介の中に
これは、ただの鬼では無い。
もしかしたら、無害な鬼なのでは?
そう思い始めていたけど、遅かった。
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作者名:きんとき | 作成日時:2019年4月17日 8時