飛抹屋 part2

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有岡side


あれから俺達はその場所から出ようと考えを巡らせていた


でも、全然手掛かりは無く


それどころか、向こうの戦いは激しくなっていき、身動きが更に取れなくなっていた



｢圭人ー、何か方法無い〜〜？｣



圭｢無いことは、無いんだけど…｣



中｢え！教えて教えて！｣



｢早くここからでねえと！ぜってぇやべぇって！｣




俺と裕翔が焦って圭人にしがみついたら



で、でもぉ〜っと半泣きになる圭人



なんでだよ！何でそこで泣いちゃうんだよ！けいとぉー！



そんな時だった、



薮｢ふぅ〜、やっと鬼は居なくなったなぁ｣



光｢あぁ〜つっかれたぁー！涼介？帰んぞー！｣



涼｢……。｣



あんな激戦をしてたのに、いつの間にか終わっていたようだ




しかも山田黙ってるし、絶対山田にバレてる



だって、俺達が隠れてる所じーって


じーって！視線感じるもん！



薮｢ん？どした？｣



涼｢2人共、ちょっと待って｣




そう言って足音がこっちへ近づいて来る



あぁー


怒られる



絶対怒られる！




足音は、俺達が隠れてる木の傍で止まった




そして、



涼｢……！な、何でいるの？！｣




涼介の大きな声に残りの2人も駆け寄ってきた




俺達3人はと言うと、



｢｢｢ごめんなさぁぁぁーーーい！！！｣｣｣




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伊野尾side



何でかなー、何故こんなにも早く新しい人にバレちゃうかなぁー



今、俺達の前で正座をする3人




全員顔を下に向けて眉もへの字になってる



場所は隠れ家です




3人の話によると、侑李と涼介のあとを学校内で付けてて、途中で出ていった涼介のあとを更につけ、異空間に迷い込んだと



あの時は急いでたから涼介も気づかなかったんだろね〜



仕方がないっちゃぁ、仕方が無い



3人には侑李みたいに俺達のことを話した



でも、村正の事は伏せた


なるべく、知られない方が良いし



侑李の場合村正と遭遇してたから仕方なくって事だったし



有｢ホンットにごめんなさい！！｣



そう謝る有岡君は、ほんっと子犬みたいでしゅんとして、逆に中島君は大型犬みたいでしゅんとしてる…



そういや、この岡本って子さっきからずっと涼介の事じーって見てるけど



何かついてるのかな？



まぁ、いっか



て言うか、どっかで聞いた事がある気がするんだよなぁ



岡本圭人って

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