元ＳＡＯプレイヤーと暗殺教室 (ページ2)

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見慣れた顔の左隣に座ると、烏間先生がこちらに目を向け口を開いた。

「黒羽君は長期入院をしていたため訓練は体力作りから始めるが、一緒に出来るようになったら支えてやってくれ」

「勉強も中学生の範囲にまだ手を付けれていないようですのでそちらも一緒に頑張っていきましょう」

二人の説明に教室内が騒めきだすが、殺せんせーがそれを制した。
そして一時間目が始まるまで黒羽君の負担にならないように交流していてくださいね、と言い残しその場から姿を一瞬で消した。
烏間先生も一言よろしく頼むと残し、教室から出て行った。
扉が閉まるのと同時に一斉にこちらに集まってきた。

「俺磯貝悠馬、よろしくな、学級委員長をやっているんだ。わからないことがあれば何でも聞いてくれ」

磯貝の自己紹介が終わると集まった全員が仲良く順番に自己紹介をしてくれる。
なんとなく名前を覚え、右隣を見る。
隣の主は机に突っ伏して寝ているようだ。話しかけてくれてもいいのではと思うが、二年ぶりの再会だから緊張でもしているんだろうと思い、声はかけなかった。

「皆さん席についてください、一時間目の授業を始めますよ」

殺せんせーがそう言うと皆着席する。
右隣も顔を上げた。

「その前に黒羽君、この授業中にこれを解いてください。どこが出来てどこが出来ないのか、知る必要がありますので。それとこちら。一応補習日程を組んだのですが、出来る日にコツコツやっていきましょう」

「どーも」

一時間で出来そうな量のプリントと補習日程の紙を受け取り、内容を確認する。
プリントの方は半分解ければいいくらいの難易度だった。補習日程も週に２、３回できればいいくらいのものだった。

授業が始まるのと同時にプリントを解き始めた。