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お昼に見かけたのはきっと、Aちゃんだろう
あっちも気づいたらしい。
でも、電車で彼女の声は…
.
夜。
今日の撮影はない。
「いってみようかな…いや、でも」
今日のこともあり、無性に彼女に会いたい。
声が聞きたい。
家中をウロウロ。
ふと、目にとまったのが
濡れたお気に入りの靴、
そしてバスケットボール。
ボールを取り、
「会いに、行こう…！」
スマホとボールを片手に、勢いよく家を飛び出す。
会いたい、
声が聞きたい、
Aっ…！！
.
「はぁ、はぁ…いない…」
コートには彼女の姿がなかった。
この想いは、俺だけなのか？
「会いてぇ…」
コートのど真ん中、1人寝転ぶ。
月が雲に隠れる。
.
どれくらい時間が経ったのだろうか。
俺の真上にあった月は、ずれ
うっすら明るく感じた。
「はぁ…俺、何しに来たんだろ。
…あっ！」
身体を起こし、遠くから走る人を目を凝らし見た。
長い髪が左右に揺れ、
かくれんぼをしていた月が、
彼女を照らす。
「おせーよ。ばーか。」
『シルク、さん…』
長い髪髪が乱れに乱れてるが、
それさえ美しい。
来てくれたんだ。
「バスケ、する？」
『うんっ…』
女子なのにこいつはすげーよ。
さっき走って来たのに、
俺の脇に収まってたボールを
一瞬にしてゴールへ入れる。
『ふぅ…わっ！』
綺麗な手からボールを奪う。
簡単に奪えちゃうんだもんな。
気持ちも簡単に、奪えたら…
「ぼーっとしてるからだろっ、と」
見事にスリーを決める俺。
『シルクさんって、本当に素敵ですね。』
ゴールから落ちたボールを拾う。
「そんなことねーよ」
それを奪いにいく。
『いいえ、本当にすごい。
嫌いになったこと、ないんですか？』
可憐なドリブルで俺を交わす。
「バスケ？なったことはー、あるけどやっぱり好きなんだ。」
『あっ』
少しの油断を見過ごさない。
「なにか、あったの？」
『えっ？なにかって…』
今日の彼女は違う。
この前みたいに、輝きがない。
それに、あの時みたいに笑ってない。
「ちょい、ごめん…」
『え、あのっ…』
今日の俺おかしいわ。
自分の気持ちが抑えられない。
彼女のなにか迷ってるような不安な顔を見ると
心が苦しく、悲しく、
助けたい。
力になりたい。
独占したい。.
『私、…』
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はるけん - 続きがめっちゃきになるぅぅぅ これからも頑張ってください (2017年4月8日 13時) (
レス) id: d7d116ee77 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - 神段★Ｍ！Ｍ！Ｍ！★さん» ご指摘ありがとうございます。細かいところを確認しておりませんでした。申し訳ありませんでした。 (2017年3月31日 17時) (レス) id: ead5f03ef0 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ(プロフ) - ユカリバーさん» 読んでくださりありがとうございます！！更新が遅いですが、よろしくお願いします！ (2017年3月31日 17時) (レス) id: ead5f03ef0 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリバー(プロフ) - めっちゃ面白いですさ最後の話見て続き気になりすぎて携帯投げちゃいました笑笑 (2017年3月23日 20時) (レス) id: dafb3e5a54 (このIDを非表示/違反報告)
レモン@ウオタミ - 読みました。私シルクと付き合いたい....。 これからも頑張ってください。応援しています｡それでは、アデュー、 (2017年2月24日 19時) (レス) id: 22ef8c7de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ | 作成日時：2017年2月8日 23時
