君が居たから。4

決意 ページ3

本来ならば年棒の更新に行く。






でも、今日は違う。









_「坂本選手、球団はどちらに？」

坂「いえ、まだ決まってません。」








今日は決意を報告に来たんだ。








私も今日でトレーナーを辞めるため荷物を取りに来た。



会場の入口でやけに光っている勇人を見つめる。







_「ご家族はどうなされるのてすか？」

坂「もちろん一緒に行きます。

もしかしたら、職を失うかもしれないんです。
それでも、信じている、隣に！いると言ってくれました。」


_「失うかも、とは？」


坂「1年間浪人します。」

_「ｴｪｯ!?」









想定内の反応ですねw




でも、怖いはなしだよね

日本のプロ野球で活躍してた選手が

無能な選手になってきえる_____________




そうなったら行った意味がなくなる。






宮「坂本さん、輝いてますねぇ…」

貴「宮國さんだって、今回すごいじゃないっすか」




ここからは大人な話___________お金の話





宮「僕は8000万アップしただけですよ…

坂本さん、嫉妬してますよ？」

貴「えっ？……あ、ほんとだっ」




ちょっと遠くに見える勇人の顔は

まん丸に膨れている。



貴「まだまだ子供ねっ……宮國さん、日本のプロ野球を任せます。勇人のとこ行かなきゃ、」






どうしてだろう、なんか寂しい……



泣くことなんて無いのに、どうしてかな？






宮「ぁ、……大丈夫です、任せて下さい。

その代わり、坂本さんのことお願いします。」

貴「うん、…頑張る、よ」

宮「ほら、坂本さん待ってますよ？」




いつの間にか入口に着ていた勇人。



坂「ほら、行くよ…」

貴「うん、」




柔らかく涙を









宮國さんが拭いてくれた。









宮「幸せに、なってかださい。」

貴「うんっ……ありがとっ」









この時勇人は何も言わず





私の右手を握ってくれている。






嫉妬しないんだ、









勇人は分かっていた









一番辛いのは









私たちじゃなくて









私たちの周りだということに____

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