年の差〜貴方と私の１０の壁〜２

瞬間 ページ12

勇人からもらった席はバックネット裏。








結構あれでしょ？









さっきまで、中継で見てた副社長でしょ。









目線がね・・・。









客「あの・・・Aさんですよね？」

貴「え、ええ。」

客「うわあああ、めっちゃかわいい・・・俺ファンでした！！」






ファンでした。









はい、そうでしたか。









こうゆう奴、大っ嫌い。









でも、ここで断ったら評価が落ちる。









ここは、営業スマイル。








だって私は、








女「夜も完璧なのね。」





ふんっ。と、そっぽをむいた女性。









なにこいつ。あたしとやる気！？








貴「そんなことあるわけないじゃないですか。仕事が夜の友ですから。」

客「そうだぞ！！グループの副社長なんだから。」







こーゆーときに助かるんですよねー。








ファンつーのは。









貴「もう、いいですよ。・・・試合始まりますから。」

女「勇さまは私たちのものですから！！」









うん、で？









何が言いたいのだか分からぬまま、女は姿を消した。









そして、グラウンドからは始まりの合図が聞こえた。









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「プレイボール！」

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