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「はぁ？クソガキ、」
「クソガキとか言ってんじゃねぇぞ、舐めんなてめぇ退けや」
「は、っ、え？」
「さてはただのアルファだな？帰れ捻り潰すぞ」
こんな真都、見たことがない。
「っ、この野郎、覚えとけ....」
そして俺も亮平もびっくりしたのが、
その男が真都の目を見た瞬間に携帯を返して退いたこと。
もしかして真都は....
まぁそれは帰ってから話そう。今は傷付いた亮平の方が先。
「亮平、」
「..... 迷惑かけて、ごめんなさいっ、」
「亮平は悪くない」
その場に蹲った亮平を抱き締めると
安堵から声を上げて泣き始めた。
「っ、俺が悪い、俺がオメガ、だからっ、」
「大丈夫、大丈夫、」
「ごめんなさいっ、居るだけで、迷惑だからっ...っひ、ふぇっ、」
どうやら亮平の奥底に眠っていたはずの
アルファに対するトラウマが鮮明に蘇ってしまったらしい。
「おうち、帰ろっか」
＊
家に帰っても一言も喋らない亮平。
ひたすらに俺にくっつく。
ひとりではトイレもお風呂も無理だって。
相当怖かったんだろう。
「怖かったね、よしよし、」
「....... なんで、分かったの」
そうだ、それを話さなれけば。
「二人が教えてくれたの」
「二人？真都と、大介？」
「うん、最初に大介が教えてくれたの。
ママが危ないって、そしたら真都も何かを感じたのか
はやくはやくって泣き始めて。夜道、俺より先に歩いてさ」
「そうだったんだ」
「真都はきっと、」
「俺も思った、きっと、アルファプラスだろうね」
一瞬にして退いて行ったヤツ。
本来なら六歳の真都があんなセリフ言うだけで
顔を歪めて去っていくはずがない。
「まだ六歳なのに、偉かったよね二人とも」
「..... 今日、二人の大切な誕生日だったのに」
また、涙を流した亮平。
違うよ、亮平は本当に何も悪くない。
誰も、何も悪くないから。
でもきっと亮平はそんなことを言っても納得しないだろう。
「二人に、ごめんねしに行く？」
「.....いく、」
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ビューティーコロン(プロフ) - Ryokaz46さん» ありがとうございます！はい、宜しくお願い致します^^* (2021年2月14日 15時) (
レス) id: 2f0dffbd3f (このIDを非表示/違反報告)
Ryokaz46(プロフ) - 続編最高でした！ これからの作品も楽しみにしてます！ (2021年2月14日 15時) (レス) id: 33de97aef7 (このIDを非表示/違反報告)
ビューティーコロン(プロフ) - 繋都さん» ありがとうございます！ハピエンにしました^^* (2021年2月8日 23時) (レス) id: 2f0dffbd3f (このIDを非表示/違反報告)
繋都(プロフ) - 続編ありがとうございました！ くっついてくれてめっちゃ嬉しいです！ これからの作品も楽しみにしてます！ (2021年2月7日 16時) (レス) id: 4143e4b1c4 (このIDを非表示/違反報告)
ビューティーコロン(プロフ) - ひまりんさん» ありがとうございます！実は皆様に好評でしたので、続編書くつもりでいました^^* (2021年2月3日 15時) (レス) id: 2f0dffbd3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビューティーコロン
| 作成日時：2021年1月16日 0時
