Swear an oath for life. (Another Story) ページ33
ノットリアル設定 _ spruce
(Swear an oath for life. の番外編です)
「悪い子いねぇがぁぁぁ！」
「やぁぁぁ！ままぁ！！」
「きゃはっ！はははっ！」
「待って、それなまはげじゃない...？」
「あっ、そっか、うわぁぁぁ！」
「うわぁぁん、ままぁ...！」
「んははぁっ！おにはそと〜！」
今日は節分の日。
どうやら今年は太陽の公転周期の影響で
１２４年振りの二月二日の節分らしい。
我が家でも節分らしいことをしようと、
蓮が鬼のお面を付けて 子供たちに近づいて行く。
悪い子いねぇかってそれ大晦日に来るなまはげね。
そんなことをツッコむ余裕も無い真都は 俺の足元に縋り付く。
一方大介は全く鬼が怖くないようでずーっと笑っている。
俺はそんな大介が一番怖いよ。
「真都だっこする？」
「ん、！」
泣きながら手を伸ばすのが可愛くて、抱き上げると
ペタっとくっつきながら 手に握っている豆を数個投げつける。
「いいぞいいぞ〜、その調子で投げて！」
「えいっ！きゃははっ！」
大介は相変わらず楽しそうに鬼に豆を投げつける。
「まま、豆なくなっちゃったぁ、」
「まい、だいすけのあげる」
「だいちゃん、ありがとう」
「どういたしましてっ」
双子って、やっぱりいいな。
こうやって二人で譲り合ったり、守ったりして成長していける。
目の前で二人を眺めているだけで、幸せが溢れるのだ。
そう思ったのは俺だけじゃないようで
「双子最強じゃん、俺そろそろ滅びるわ」
「そろそろ滅びるって素直に死の宣告する鬼初めて見たわ」
「まい、おに、ひねりつぶしてこよう！」
「ん！いく！まま下ろしてぇ、」
「捻り潰すって大介そんな言葉どこで覚えたの」
「パパ！」
「パパが言ってたの！？っし、ママも豆投げるわ」
「待って待って３対１はヤバいって！」
三人で割と本気で蓮に豆を投げつけた。
「痛い痛い痛いねぇ亮平助けて」
「んふふっ、真都、大介、見て見て！鬼倒れそうだよ！」
「ほんとだぁ！」
「ひねりつぶせたぁ？」
「んーっと、その言葉使うのはやめよっか」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1323人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ビューティーコロン(プロフ) - Ryokaz46さん» ありがとうございます！はい、宜しくお願い致します^^* (2021年2月14日 15時) (
レス) id: 2f0dffbd3f (このIDを非表示/違反報告)
Ryokaz46(プロフ) - 続編最高でした！ これからの作品も楽しみにしてます！ (2021年2月14日 15時) (レス) id: 33de97aef7 (このIDを非表示/違反報告)
ビューティーコロン(プロフ) - 繋都さん» ありがとうございます！ハピエンにしました^^* (2021年2月8日 23時) (レス) id: 2f0dffbd3f (このIDを非表示/違反報告)
繋都(プロフ) - 続編ありがとうございました！ くっついてくれてめっちゃ嬉しいです！ これからの作品も楽しみにしてます！ (2021年2月7日 16時) (レス) id: 4143e4b1c4 (このIDを非表示/違反報告)
ビューティーコロン(プロフ) - ひまりんさん» ありがとうございます！実は皆様に好評でしたので、続編書くつもりでいました^^* (2021年2月3日 15時) (レス) id: 2f0dffbd3f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ビューティーコロン
| 作成日時：2021年1月16日 0時
