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｢さっき、寒くなっちゃうねっていったらそばに居てくれるって言ったじゃん、｣
｢そうだよ、彼氏じゃないけど友達としてそばに居る。｣
｢わがままだけど竜生との思い出は一生消えないし、大切で忘れられないのっ、｣
｢忘れなくていいやん？俺も忘れんよ。ずっと。｣
ほんとにずるい。ぽろぽろ溢れる涙を竜生はもう拭ってはくれなかった。ただ横に座り直して肩と肩が触れる距離にいるだけだった。
さっきまで嫌という程触れていた竜生がいきなり遠く感じてしまった。
「A、彼女になってくれてありがとう」
やっぱり最後の最後まで竜生はずるくて優しい。
「一生忘れられんな、笑」
って呟いた君の声は私の耳には届くことは無かった。
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作者名：にゃん | 作成日時：2023年3月23日 18時
