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健人「俺ね、Aちゃんの絵好きだよ!」
「・・・えっ!?」
健人「そう、絵。笑」
「えっ、いや、そうじゃなくてっ!なんで私の絵、というか、、えっ!?」
軽くパニックなって、うまく言葉が繋げられない
そんな、やっぱり知ってたの・・・?
健人「知ってるよ?Aちゃんと俺が同じ席使ってること、あのうさぎの絵を描いたこともね?」
当然、とばかりに口角をあげる彼
「やっぱり!?というか、いつからその、、知ってたの?」
健人「結構前からだけど、、というかAちゃん俺とやりとりしてたの分からなかったの?」
分からなかったのが逆に不思議とばかりに疑問をぶつけられる
「分かんなかったよ!すごく知りたくて知りたくて、ずっと絵の持ち主探してたんだから!」
健人「知ってる?Aちゃんが美術の時間さ、俺のクラス体育なの」
まさかお互い美術の時間に体育だったなんて、、
健人「最初あのうさぎの絵を見つけてさ、凄く可愛くて綺麗な絵だなあって思ったんだよ
こんな可愛い素敵な絵を描いてるのがAちゃんだって、気づいて凄く嬉しくなった」
そんな殺し文句
一瞬にして全身が熱くなるのが分かった
でもなんでだろ、前から私を知ってるみたい、、
そんな疑問が浮かんだけど、次から次へと私の絵への褒め言葉が降ってきて心が擽ったくなる
それからは、色々とたわいない話しをしながら歩を進めた
いつもよりゆっくり歩いていたはずなのに、気づいたら学校の最寄り駅に着いていた
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作者名:ミミコ | 作成日時:2019年2月9日 12時