共に負ったいつかの古傷#3【S×J】 (ページ22)

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Aside

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週末アジトに行くと翔ちゃんが頭をわしゃわしゃして考え込んでいた。

気に障るような言動をするのは悪いと思い少し離れたところに座る。

すると彼の方から、あいばああって情けない声を出してこっちにきた。

S「俺、、わかんねえよ」

大体は思っていた通りで。

ただ、俺にはそういう、勉強の事とかはよく分からないから。

違う切り口から問いかける。

A「翔ちゃんの目的って何？

潤を守る事？

自分が変わる事？」

S「それは……、、
俺が変わらない限り、アイツを守ることは出来ない」

A「で？守りたいの？」

翔ちゃんは口ごもる。

A「俺バカだからさ、よくわかんねえけど、潤がね、言ってたよ。
『俺は櫻井に救われた』って、笑って言ってたよ。

泣いてなんか無かった。
翔ちゃんしかいないんじゃない？潤を守れるの」

S「そんなことねえよ……ニノや大野のほうがアイツのことよく知ってるし、今まで守ってきた。
俺なんかまだ何も知らない」

翔ちゃんの弱気な発言が感に触る。

守るって、見捨てないって言ったのはどこのどいつだよ。

また殴りたくなった。

だけど翔ちゃんがあまりにも憔悴しきってたからその拳は降りてしまう。