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154.＿＿ ページ6
Sside
A「翔ちゃんは結果まだなんだよね？」
S「うん、卒業後に出るから。
今持ってんのは私立だけだな。
相葉も凄えな驚きだよ」
A「俺もやれば出来るって事よ。潤は？」
S「あいつもまだだよ。俺と同じ時期かな」
大学生になるのが楽しみだなーって。
大学行っても遊ぼうな、って。
なんて事ない話をして。
松本との事は誰にも言っていなかった。
当たり前だけど。
2次試験の1週間前から、松本は俺の家には来なくなった。
『櫻井も大詰めだろうからさ』
という理由で。
俺は、松本にまた何かあってはと思い、別にいてもいいんだよと言ったが、首を横に振った。
集中すべき時だからって。
ま、アイツもアイツで2次試験を控えてるから、それがベストなんだろう。
俺は松本の言う通りに、1週間集中して。
そのおかげか、2次試験も納得いく出来栄えだったと思う。
少しは心配だったが。
また良からぬ事でも起きてないだろうか、とか。
A「俺同窓会バンバン開くわ」
S「お前の行動力は相変わらずだねえ」
そうか……大学に行ったら、今のような生活は出来なくなるのか。
お互い大学が違えば生活リズムは変わるだろうし。
なんか、、少しだけさみしいよな。
そんな風に、感傷的になって。
大切な事は。
……後回しにしようとしていた。
＿＿
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作者名：syuka | 作成日時：2019年3月4日 19時
