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Sside
人生なんて、そう思い通りには行かないようだ。
いきなり俺の前から離れてったと思ったらこんなに突然現れたり。
すぐに直球で返答してくれないと思ったら次の言葉には嬉しくて泣いてると言われたり。
でも、昔もそうだったもんな。
何気ない日常が、当たり前の日々が、突然変わるような瞬間に巡り会わせて。
その衝撃が大きすぎて、俺は分かっていなかった。
目の前にいるコイツが、コイツこそが俺の人生を変えた事を。
J「ごめん。……ははっ、大人気ないよな…
しかもシラフでこんな泣いt「ごめん！
ほんっとごめん俺の方こそ。
散々悩ませた。
辛い選択させた。
俺なんかのために……松本の人生の道を変えてしまって…ごめん」
J「えっ……さくらい……！？」
気づいたら、その身体を強く抱きしめていた。
3人がいるという事も構わず。
S「でももうそんな思いさせない。
俺が、俺が絶対に松本を守る。
何があっても守るから。
だから……俺のそばにいてよ」
その笑顔とか涙とか、過去とか今とか、色々考え出したらキリがなくて。
それなら今思う自分の言葉をそのまま、出てくるままに伝えたいって。
まさかこんなキザでクサい台詞を吐くとは……。
自分でも恥ずかしくなった。
それでも、少し手を緩めて見たコイツの顔は、溢れんばかりの涙と笑顔を浮かべていて。
J「こんな、サプライズみたいなの……やめろよ(笑)当分涙、止まらないや……」
S「松本……」
J「こんなどうしようもない俺でも櫻井のそばにいれるなら……。よろしくお願いします」
コクンと頭を下げた松本。
その姿が無性に愛おしくて、もう一度彼のふっくらとした唇に近づいた。
.
続く (更新停止中)
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作者名：syuka | 作成日時：2019年3月4日 19時
