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狂いだした歯車 ページ4
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少しずつ動き出す歯車…
智「ごめん。今日中にこれ仕上げなきゃいけないから相手出来ない」
A「わかった。でもここにいて良い？」
智「うん。良いよ」
会話がなくてもどこかに出掛けなくても、
一緒の空間にいられるだけで良かった。
彼が絵を描く真剣な表情を、
少し離れた場所にあるソファーに座ってずっと眺めてた。
距離がどんどん離れていく。
彼の絵が認められれば認められるほど、
私との生活がすれ違ってく。
それは多分、
私だけじゃなく、
彼もわかっていたと思う。
智「ごめん。最近構ってあげられなくて」
A「ううん。そんな事ないよ」
仕事が忙しくなると彼は家には帰らずに、
よくここに寝泊まりしていた。
ベッドのないこの空間で寝る時は決まってソファー。
そして今日は私も泊まるから、
二人で狭いソファーに抱き合って寝る。
智「この仕事が落ち着いたら…どっか行こうか」
A「うん…」
ただの口約束。
上辺だけの気遣い。
私達の関係は
完全に変わっていった。
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砂希流(プロフ) - 美唯さん» 積極的な大ちゃんと急接近。コメントありがとうございます！！ (2014年12月7日 0時) (
レス) id: 65547f40c2 (このIDを非表示/違反報告)
美唯 - 楽しく読ませて頂いてます(笑)大ちゃんとどうなるの？？続き楽しみ(笑) (2014年12月1日 0時) (レス) id: 14862b15c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂希流
| 作成日時：2014年11月21日 1時
