―SIDE：娘 ページ33
.
豪華なご飯が並んだ机。
同じテーブルには
パパ用と残してあるおかずたち。
引っ越してきた時は
新品だった箸は、若干剥げてきた。
和也「ただいま〜」
A「おかえりなさい！」
ワクワクドキドキして
玄関までパパを迎えに行くと、
靴も脱がずに、
Aの事も見ずに
疲れた様子で話す。
和也「A。相葉さんと出かけるから支度して。」
A「え？うん…わかった…」
ちょっと期待はずれなパパの様子に
ガッカリ。
お仕事が増えてきたから仕方ないか。
帰ってきてくれるだけでも
去年のパパとは大違いだし、
悲しい気持ちになるのはやめよう。
自分で気持ちを切り替えた。
だいぶ慣れた部屋の中から
冬用のコートを取り出す。
「外寒いからあったかい格好していきなさい」っていう
おばあちゃんの声が聞こえる。
「はーい！いってきまーす」って返事をして
玄関で叫ぶと
リビングの中からおばあちゃんが
「いってらっしゃい」って言ってくれた。
A「ねぇどこ行くの？」
和也「ん？ちょっとそこまで…」
両手をポッケに入れて
寒そうに口元をフードの根元にうずめ、
どんどん歩いて行くパパに
小走りでくっついていく。
パパのコートを掴もうか悩んだけど、
パパが嫌がるような気がして、
一生懸命隣を歩いた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1041人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
砂希流(プロフ) - 麻里さん» いつかは全員と会話して欲しいですね〜嵐のツッコミ好きなのでキンプリの天然をツッコんでほしい（笑） (2018年8月14日 2時) (
レス) id: ecb298c279 (このIDを非表示/違反報告)
麻里(プロフ) - 私も嵐にしやがれ観ました！MJのKing & Princeのカラーの所最高に面白かったです！ (2018年8月13日 19時) (レス) id: 5c1238f571 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：砂希流
| 作成日時：2018年8月1日 1時
