(10)うさぎと先輩(シルクロード) ページ23
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「せ、先輩…っ？」
突然のことに
パニックになる私。
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シ「俺、またお前がいると思ったから
飼育委員なったのに。
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…いねぇからまじムカついてた」
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「えっ…」
シルク先輩は前みたいに
優しく笑いながら
言った。
…そう、私の好きなシルク先輩の笑顔だった。
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「残念です…私も。」
そう暗い声で言うと
あったまわりぃな〜って
シルク先輩が大声で言う。
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シ「お前が俺んとこに来れば、
いつでもうさぎ触れんだろうが」
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ちょっと恥ずかしそうに
私に背を向けて言った。
シルク先輩の担当の曜日に来れば
前みたいに私も仕事していいってこと…？
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いいんですか？って言ったら
こっちに振り向いてニッと笑った。
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「ありがとうございます！シルク先輩！」
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シルク先輩に思わずぐっと近づくと
ちょっ、近ぇよって
少し照れた表情の先輩がいた。
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でも私をまじまじと見た
急にプッて笑いながら
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シ「…お前、服 毛だらけだぞ？」
と言う。
見るとさっきの毛を払ってなかったから
うさぎの毛だらけになっていた。
恥ずかしい、と言いながら白い毛を
必死ではらう。
パタパタとシルク先輩も
払ってくれた。
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シ「火曜日だから、俺の担当」
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払いながらボソッと言う。
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だから私も
「遊びに行きます、
うさぎと、
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…シルクさんに会いに」
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そう言うとまたニッて笑って
そのまま二人で一緒に下校した。
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毎週火曜日が私にとって
どんなに待ち遠しい曜日になることか、
私は幸せな気持ちで家に着いたのだった
【FIN】
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3年2組コンソメ君 - WHITEさん» マサイ君のもめっちゃよかったです！マサイ君は優しいなぁ…。 (2018年3月5日 0時) (
レス) id: 7ccad67cab (このIDを非表示/違反報告)
WHITE(プロフ) - 3年2組コンソメ君さん» ありがとうございます！できそうだったら書かせていただきます！でもご期待に添えられるかすごく不安です…> < (2018年3月4日 22時) (レス) id: d932ddd84a (このIDを非表示/違反報告)
3年2組コンソメ君 - WHITEさん» ありがとうございます！すごくよかったです！これからもリクエストしてもよろしいでしょうか？WHITEさんの作品、大好きです！ (2018年3月3日 0時) (レス) id: 7ccad67cab (このIDを非表示/違反報告)
WHITE(プロフ) - 3年2組コンソメ君さん» さっきセカンダリ見てきました笑 タイムリー過ぎましたね笑 (2018年3月3日 0時) (レス) id: d932ddd84a (このIDを非表示/違反報告)
WHITE(プロフ) - 3年2組コンソメ君さん» 構想いただいてたの書き上げた後でした申し訳ありません！今後の作品の参考にさせていただきます、ありがとうございます。 (2018年3月3日 0時) (レス) id: d932ddd84a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：WHITE | 作成日時：2018年2月18日 1時
