(6)「おはよう」(マサイ) ページ12
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？「…おはようおはようおはようおはよう」
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「んんん、…何？」
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お経のように聞こえる朝の挨拶
シャーっという音がして
カーテンが開いて
一気に眩しい光が私を照らす
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昨日遅かったから
まだ起きたくない
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「なによぉ...」
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伸びをしながら手探りで時計を探すと
朝の7時を指していた
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「今日休みなんだけど〜...」
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布団をまた被り直して
寝る体制に入る私
何も邪魔されない、よかった…
…
そのまままた眠りに
入る直前
.
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パサッ
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「ひゃーっ！！寒い！！」
一気に布団がはがされて
寒さが私の体を襲う。
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驚いて目を開くと
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マ「やっと起きた」
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パジャマ姿のマサイがいた。
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今日は土曜日。
あー…そうだった。
この前もあったなこういうこと。
なんて思いながらしぶしぶ私は体を起こした。
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「も〜、また〜？」
呆れながら私がいうと
そうそう、ってニヤニヤ笑うマサイ。
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何かと言うと
マサイは起きなきゃいけない
平日はいつまでも寝てるのに
早く起きる必要のない土日に限って
早く目覚めるのだ
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「起きるのは構わないけど
私を起こす必要無くない？」
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平日は私は無理やり
目覚ましに起こされる。
反対にマサイは全然起きない。
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そしてゆっくりできる土日に限って
マサイが私を起こしにくるのだ
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マ「いいじゃん、別に」
いつのまにかバナナを
口にしながら私に笑いかける
「あ、ずるい」
一個ちょうだい、って手を差し出すのに
やだって言いながら離れていくマサイ
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「あーもう！(笑)」
マ「ほらほらこっちまでおいで」
「私をなんだと思ってるのよ！」
動物みたいにリビングに
誘導させようとしたマサイに
腹を立てた私は再び布団に潜りこんだ。
.
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怒んなよ〜って言いながら
マサイが寝室に戻ってくる
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「お腹すいたけど寒いし疲れたおやすみっ」
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早口でそれだけ言って
布団の中にすっぽり入る
すかさずペロって布団をめくられて
ちょうど私の顔の前に
マサイの顔が見える
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マ「おはよ」
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私は向きを変えて
反対側に体勢を変える
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マ「ほらーあれだろ？」
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マサイは布団から離れて
少し遠くから
いまだに私に話しかけ続ける
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3年2組コンソメ君 - WHITEさん» マサイ君のもめっちゃよかったです！マサイ君は優しいなぁ…。 (2018年3月5日 0時) (
レス) id: 7ccad67cab (このIDを非表示/違反報告)
WHITE(プロフ) - 3年2組コンソメ君さん» ありがとうございます！できそうだったら書かせていただきます！でもご期待に添えられるかすごく不安です…> < (2018年3月4日 22時) (レス) id: d932ddd84a (このIDを非表示/違反報告)
3年2組コンソメ君 - WHITEさん» ありがとうございます！すごくよかったです！これからもリクエストしてもよろしいでしょうか？WHITEさんの作品、大好きです！ (2018年3月3日 0時) (レス) id: 7ccad67cab (このIDを非表示/違反報告)
WHITE(プロフ) - 3年2組コンソメ君さん» さっきセカンダリ見てきました笑 タイムリー過ぎましたね笑 (2018年3月3日 0時) (レス) id: d932ddd84a (このIDを非表示/違反報告)
WHITE(プロフ) - 3年2組コンソメ君さん» 構想いただいてたの書き上げた後でした申し訳ありません！今後の作品の参考にさせていただきます、ありがとうございます。 (2018年3月3日 0時) (レス) id: d932ddd84a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：WHITE | 作成日時：2018年2月18日 1時
