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コンビニから帰ると元太が真っ先に向かうのはキッチンで
換気扇の前に立つとさっき買ったタバコに火をつけた
元太がタバコを吸う時は決まってレンジフードのとこで、
その様子をアイスを食べながら眺めるのが私はすき
『アイスおいし?』
「おいしいよ」
『Aいつもその味食べてるけど俺食べたことないや』
「そうだっけ?」
『味見させて』
”もう食べ終わっちゃったよ”と言おうとする前に
「ん、」
口の中に元太の舌が入り込んできた
「にが、」
『なこと言うなよ』
「タバコ吸った後すぐにちゅーすんのやめて」
『そんな事言ったらちゅーできなくなるよ?』
「それは、」
『やだよね?おれもやだ』
そう言ってまた苦い舌をからめてくる
体勢を変える度に元太のネックレスが首元に当たって冷たくて
息も出来ないほど降りそそぐキスに苦しくなって”もう無理”って胸板をとんとんと叩いた
『ん、ベッドいこっか』
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作者名:ちゃ | 作成日時:2021年9月21日 23時