ポーカーフェイス5※kwkm視点 ページ17
※ここからはkwkmさん視点です。
「A、めっちゃ強かったな」
『でしょー？』
家に帰り、座椅子に座ってAを後ろから抱きしめながら、今日ことを振り返る。
「俺の気持ちがわからんとか言って、泣いたこともあるクセに、めっちゃ当てるやん」
『何考えてるのか当てるのと、嘘ついてるかどうか当てるのとでは、全然難易度違いますよ！』
そりゃそうか、と思いながら、首筋に顔を埋める。
「にしても、大胆なことしてくれたなぁ…」
『………なんのことでしょうか？』
ほんとはわかっとるクセに。
恥ずかしいのか、とぼけてみせる。
恥ずかしいなら、最初からせんかったらええのに。
「あの、最後のフェイク」
伊沢さんをバッチリ騙した、ゆっくりとした瞬き。
ゆっくり瞬きをする瞬間、Aは俺のほうを見ていた。
それにはさすがの伊沢さんも気づかなかったらしいけど…。
「あれ、好きって意味やろ」
『………バレました？』
この猫好きは、猫の愛情表現を用いて、収録中に俺に"好き"と合図を送ってきた。
猫のゆっくりとした瞬きは、"大好き"とか"あなたを信頼している"とかいう意味がある。
「収録中に、なに言うてんねん」
『ほら、嘘がバレないようにするときには、他のこと考えたら良いって言いますし…まあ、あのときは嘘ついてないですけど…』
「ほんま、顔出しNGで良かったわ。見る人が見たらバレるで？」
『ごめんなさい……』
「別に怒ってへんけど…………ただ、俺だってあんなんされたら…顔に出そうになるやろ………」
ちゅっ、とそのまま、首筋に口付けを落とす。
「なあ、合図じゃなくて、ちゃんと言うて？」
『………すき、です。川上さんのこと、信頼してます…。』
「…ん、よくできました」
少し身体を離し、顔を振り向かせて、俺は優しく口付けた。
その顔は真っ赤で、ポーカーフェイスがきいて呆れた。
ま、こっちのほうがずっと好きやけど。
-end-
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葵(プロフ) - 愛華さん» わぁぁありがとうございます！！！めっちゃ楽しみですっっ！！！はい！是非読んでいただけたら嬉しいです！！ほんまありがとうございます〜！ (2020年3月29日 0時) (
レス) id: 73270576ea (このIDを非表示/違反報告)
愛華(プロフ) - 葵さん» 読んでいただきありがとうございます！また、リクエストありがとうございます！私の中で彼はかなり嫉妬深いイメージなので、創作捗ります…。近いうちに書かせていただきますので、お楽しみに！葵さんの作品も読ませていただきますね！ (2020年3月28日 22時) (レス) id: 8adb4788ed (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 短編集いつも読ませていただいてます！リクエストよろしいでしょうか？？川上さんが嫉妬しちゃうの見たいです！！良ければよろしくお願いします！あ、私も短編集書いてるので是非読んでみて下さい！笑 (2020年3月27日 21時) (レス) id: 73270576ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきかん | 作成日時：2020年3月23日 7時
